塩野義製薬が、インフルエンザを1日で治療できる世界初の新薬を2018年にも国内で実用化すると発表した。この新薬に関して、厚生労働省も画期的な新薬の早期の実用化を促す「先駆け審査指定制度」で優先的に審査する方針だ。
従来の薬はインフルエンザウイルスの拡散を抑えるもので、増殖そのものを抑えることはできなかった。新薬は人体に入ったウイルスが増殖するときに使うわれる酵素の働きを阻害するもので、ウイルスそのものが増殖できず死滅する。飲み薬として従来品と全く違う仕組みで効くといわれる。
現在、インフルエンザ治療薬としては、主に次の5種類。オセルタミビル(商品名・タミフル)、ザナミビル(商品名・リレンザ)、アマンタジン(商品名・シンメトレルなど)、ペラミビル(商品名・ラピアクタ)、ラニナミビル(商品名・イナビル)。オセルタミビルとアマンタジンは内服薬、ザナミビルとラニナミビルは吸入薬、ペラミビルは点滴薬だ。
これ以外でも、エボラ出血熱の治療薬候補となっている「ファビピラビル(商品名・アビガン)」、最近の研究で臨床的な効果が確認されつつある漢方薬の「麻黄湯(まおうとう)」もあるが、いずれも決定打とはなっていない。タミフルでは、服用を5日間程度続ける必要があり、患者の負担も重い。
塩野義はすでに国内での臨床研究(治験)に着手しており、今年11月以降には数百人規模の治験を行い、その有効性などを確認する。2017年にも新薬としての承認申請をし、早ければ18年に実用化を目指している。
●日本初の“ぽっちゃり男子”専門ファッション誌創刊
日本初となる、ポッチャリ体型の男性をターゲットにしたファッション・ライフスタイル誌「Mr.Babe」(ミスターベイブ)が10月26日に大洋図書から創刊。価格は680円(税込)。誌名の意味は「頬ずりしたくなるほど愛おしい紳士」。
同誌は30代~50代の「ポッチャリ系男性」で、厚生労働省調査によるBMI25以上の肥満体形の男性を想定。日本では男性の30%以上が“肥満”で、30代・40代を中心に肥満率が増加中。一方で、「結婚するならポッチャリメンズがいい!」という大人女子も増えているとか。
2013年に日本初のポッチャリ女子向けのファッション誌「la farfa(ラ・ファーファ)」がぶんか社から創刊している。「Mr.Babe」&「la farfa」カップルの誕生となるのか?