シリーズ「子どもには絶対に使ってはいけない生活用品」9回

便利な冷凍米飯類やパックご飯 だが本当に安全性は問題ないのか?

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冷凍焼きおにぎりの秘密とは?shutterstock.com

 最近、コンビニで非常に目につくのは、冷凍米飯類です。TPPが締結され、安い外国米が輸入されるようになれば、今まで以上に冷凍米飯類が増えるのは確実でしょう。では、冷凍米飯類の安全性はどうなのでしょうか?

 2013年には年間32万4000キログラムの加工米飯が生産されています。そのうち約50%が冷凍米飯(焼きおにぎり、ピラフ、チャーハンなど)です。

 スーパーの冷凍食品売り場には、各社の冷凍チャーハン、冷凍ピラフ、冷凍焼きおにぎり、冷凍チキンライス、冷凍中華丼、冷凍牛丼、冷凍ドライカレー……と、様々な冷凍米飯がにぎやかに並んでいます。どれを買ったらいいのか悩む方も多いはずです。でも買う前にしっかり頭に入れておきたいことがあります。
 
 冷凍米飯に共通しているのは、「調味料(アミノ酸等)」と「○○エキス」の使用です。冷凍米飯メーカーが「味の良さ」と自画自賛していますが、味の大半は、この二つの成分で作られたものです。特に薬物や食品の有効成分を水・アルコール・エーテルなどに浸して抽出し濃縮したエキスの比重が大きく、分量が多ければそれだけ濃い味を感じます。

 こうした濃い味の冷凍米飯を日常的に食べていれば、家庭で作ったチャーハンや焼きおにぎりは、味が薄くて物足りなくなってしまいます。濃い味でしか満足できなくなれば、塩分の摂取量も多くなり健康への悪影響も出てきます。
 

心臓病のリスクを高めるトランス脂肪酸も

 さらに冷凍米飯のカラクリはまだまだあります。たとえば、冷凍焼きおにぎりの表面は、なめらかで香ばしさも漂って、食欲がそそられます。でも、これらは添加物のデキストリンによるものです。デキストリンは、ジャガイモやトウモロコシのでんぷんを加熱したり、塩酸液を加えて加水分解させたときに出る水溶性の食物繊維です。

 また、冷凍米飯には植物油脂もよく使われます。冷凍米飯のチャーハンがひと粒ずつほぐれているのも植物油脂を使っているためです。冷凍チャーハンによっては、心臓病のリスクを高めるトランス脂肪酸を多く含むショートニングを使用しているのもあります。ショートニングを使用している冷凍チャーハンは絶対に避けるべきです。

 冷凍米飯も冷凍食品だから添加物はあまり使用されていないはずと、思っている人も多いはずです。確かに、保存料は使う必要はないから使っていません。しかし、それ以外は他の加工食品と同じように添加物は使われています。たとえば、焼き豚入りを売りにしている冷凍チャーハンの場合、「調味料(アミノ酸等)」のほか、加工デンプン、着色料(カロチノイド、カラメル)、pH調整剤が使われています。

パックご飯を安全に食べるための3つのポント

郡司和夫(ぐんじ・かずお)

フリージャーナリスト。1949年、東京都生れ。法政大学卒。食品汚染、環境問題の一線に立ち、雑誌の特集記事を中心に執筆活動を行っている。主な著書に『「赤ちゃん」が危ない』(情報センター出版局)、『食品のカラクリ』(宝島社)、『これを食べてはいけない』(三笠書房)、『生活用品の危険度調べました』(三才ブックス)、『シックハウス症候群』(東洋経済新報社)、『体をこわす添加物から身を守る本』(三笠書房・知的生き方文庫)など多数。

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