連載第6回 眼病平癒のエビデンス

メガネやコンタクトから解放されたい! レーシックよりも安全な近視矯正法

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メガネもコンタクトも邪魔!shutterstock.com

 子供の頃から近眼でメガネやコンタクトレンズを装着していたけれど、スポーツや仕事のときは不便でしょうがない......、と思ったことはないでしょうか?

 近視矯正法としては、角膜を削って曲率を変えるレーシック手術が、以前から数多く行われてきました。しかし最近では、重篤な感染症による合併症や術後の見え方に対する不満などが報告され、手術を希望する人が減っています。

 とはいえ、メガネやコンタクトレンズから解放されたいと思っている人は多いはず。そんな人たちのために、最新の近視矯正法について紹介しよう。

就寝中に特殊なコンタクトを装着して近視を矯正

 オルソケラトロジーは、特殊な形状をしたハードコンタクトレンズを就寝中に装用することで角膜の中央を平坦化させて、光の屈折率を変化させることで近視を軽減するという原理です(図1を参照)。この効果が続いている間は、裸眼でもメガネやコンタクトレンズをかけたときと同等の矯正視力を得ることができます。

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図1

 オルソケラトロジーは次のような人に向いているといわれています。

▶︎裸眼で生活やスポーツ(格闘技、ラグビー、サッカーなど接触が多いスポーツやマリンスポーツ)をしたい人
▶︎花粉症などで点眼薬を使用している人
▶︎手術を受けたくない人
▶︎近視の程度が軽い人

 一方、生活が不規則で、特に就寝時間が短い人、近視や乱視が強い人にはお勧めできません。近視が強い人は、充分に矯正できないことがあるので、クリニックで相談してください。

 また、オルソケラトロジーは、装用を中止すれば元の近眼の状態に戻るので、自分に合っていないと感じたら中止できる利点があります。そのため、ある程度の期間、試験的に体験できるクリニックもあります。

子供の近視進行の抑制にも効果があるが......

高橋現一郎(たかはし・げんいちろう)

東京慈恵会医科大学眼科学講座准教授。1986年、東京慈恵会医科大学卒業。98年、東京慈恵会医科大学眼科学教室講師、2002年、Discoveries in sight laboratory, Devers eye institute(米国)留学、2006年、東京慈恵会医科大学附属青戸病院眼科診療部長、東京慈恵会医科大学眼科学講座准教授、2012年より東京慈恵会医科大学葛飾医療センター眼科診療部長。日本眼科学会専門医・指導医、東京緑内障セミナー幹事、国際視野学会会員。厚労省「重篤副作用疾患別対応マニュアル作成委員会」委員、日本眼科手術学会理事、日本緑内障学会評議員、日本神経眼科学会評議員などを歴任。

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