杏さんが入院するほどの腸炎に! 他人事ではない、意外と知られていないそのリスク!

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 急性腸炎は、大きく分けて感染性と非感染性の2種類がある。感染性はその名のとおり、細菌やウイルスが腸管に感染することで、腸の粘膜に炎症をきたすもの。いわゆる伝染病を引き起こす「赤痢菌」や「O-157」、食中毒の原因となる「サルモネラ菌」なども、さまざまな菌が原因だ。

 一方、非感染性腸炎は、食物アレルギーやアルコールの飲み過ぎ、抗生物質などの薬剤によるものなどがある。食べ物では、卵やそばなどのアレルギーによるものが多い。高齢者は、腸に栄養を送るための血管が詰まって起きる「虚血性腸炎」が発症しやすいといわれている。

 特に夏場は、感染性の細菌やウイルスによる急性腸炎が増える。夏の気温や室温の上昇が、菌の繁殖を促すからだ。たとえば、海水中で夏季に上昇する水温と共に増える「腸炎ビブリオ」は、魚介類や加工品から感染に至るケースが多い。さらに、肉・魚・卵に含まれる「サルモネラ菌」も、夏場に増えやすい。

 急性腸炎が起きると、吐き気や嘔吐、腹痛に下痢のほか、血便が出ることも。一番のリスクは脱水による全身倦怠感で、ぐったりと動けなくなることだ。生ものを食べた、発熱、血便がある、体力の低下が著しいなど、明らかに普通の下痢ではないと感じたら、すぐに医療機関を受診しよう。下痢がひどく、体内の水分が失われている状態であれば、砂糖や塩を含んだ水分を補給するとよい。

 前述の中川翔子さんのように、海外に出かけた人も注意したい。海外で細菌に感染する、輸入感染症の可能性もあるからだ。その場合には、保健所に相談しよう。
(文=編集部)

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