口飲み後はできるだけ早く、少なくとも当日中に飲み切る
この研究結果から得られるヒントとしては、まずペットボトルの水を購入する場合、天然水よりもRO水を選ぶことが安全だということ。ただし、店頭のウォーターサーバーなどで配布している純水などは、持参した専用ボトルに雑菌が繁殖していると意味がない。あくまでペットボトル飲料として製品化されたものを選びたい。
また、一度口をつけたペットボトルは、菌の温床となる。特に食事中に口飲みをした場合、口内や食品に含まれる菌がボトルの中に入ることは覚えておきたい。そして、温度が高くなるにつれて菌が増殖する。ただし、5度の温度で保存した場合には、さほど菌数は変化しないという実験結果がある。
ペットボトル飲料は、できるだけ口飲みは避け、コップに注いで飲むのがベストだ。どうしても難しい場合には、一度口をつけたら冷蔵庫で保存し、できるだけ早く飲み切るのをおすすめする。特に夏場は注意したい。
(文=編集部)