「高学歴・高所得・健康」な人ほど「過剰飲酒」に陥りやすい!?

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 わが国でも、厚生労働省が平成22年に発表した「所得と生活習慣等に関する状況(20歳以上)」において、喫煙、食生活、運動習慣などの項目が、高所得であるほど健康的な値を示すのに対し、飲酒の習慣は、特に男性において上昇傾向であった。また、女性が高所得ほどスリム傾向なのに対し、男性の肥満傾向は貧富に左右されず横ばいであった。

 「Age UK」の研究では、男性は60代前半が飲酒量のピークで、その後は減少傾向にあるという。つまり、成功している男性は、年を重ねるほどよく飲み、リタイアの後は飲酒量が減るのだ。

 このことから、社会的な成功を収めている男性の飲酒は、接待や付き合いによる飲酒機会の多さが、理由のひとつに挙げられる。当然、外食する機会も多く、簡単には肥満を避けられなくなる。

簡単で汎用性のある飲酒スクリーニングの採用を

 過剰な飲酒、肥満をもたらす食生活は、さまざまな成人病の要因となりうる。

 ズッカー・ヒルサイド病院(米・ニューヨーク州)のブルース・ゴールドマン氏は、今回の知見から、リスクのある高齢者を特定することが重要と述べ、「医療従事者は簡単で汎用性のある飲酒スクリーニングを取り入れるべきだ。アルコールの使用とリスクについて、患者と率直に話すきっかけにもなる」と指摘している。

 ほかにもAge UKの研究では、女性では仕事を引退していると過剰飲酒のリスクが高いこと、男性では別居や離婚を含めて一人暮らしをしている人が、より危険であることなどが挙げられている。

 とにかく、社会的な成功者は、飲酒による問題行動によくよく気を付けるべきだ。生活破綻をきたす重度のアルコール依存症ばかりが、問題飲酒ではない。対人的なトラブル、健康トラブル、それらによる社会的評価の低下など、成功した生活を脅かすリスクは計り知れない。
(文=編集部)

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