おしゃれを彩るカラーコンタクト、ずさんな使用法で失明の危機も

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 カラーコンタクトといえば、昔は沢田研二がブルーやゴールドのカラーコンタクトを装着して歌っていた。まだ一般的に普及していない時代でものめずらしく、そして、「あれは目をひどく痛めるから1曲歌うのが限界なんだそうだよ」と、噂されていた。
 
 しかし最近は、タレントのローラや、きゃりーぱみゅぱみゅなどのファッションリーダーたちを中心に、魅力的なアイメイクのひとつとしてカラーコンタクトでおしゃれをする人たちが増えた。10代から20代の若い女性の間では 、ローラのように色を変えるとまでいかなくとも、黒目の輪郭を縁取って大きく見せるくらいのことは、もはや目新しいものでもない。
 
だが、もともとカラーコンタクトは、本当に眼に悪い影響は無いのだろうか?

日本コンタクトレンズ学会の、「カラーコンタクトレンズ装用にかかわる眼障害調査報告」によると、通常のコンタクトレンズの使用でも、10人に1人の割合で眼障害を起こすと言われている。
 
 コンタクトレンズは、「高度管理医療機器」に分類され、医師の指示書で購入するが、カラーコンタクトレンズは、以前は雑貨の扱いであったものが平成21年に規制され、平成23年からは承認された製品のみが販売されることになった。

 しかし、実際のところ、カラーコンタクトレンズはドラッグストアや個人輸入で気楽に購入できるため、購入者に高度管理医療機器であるという認識はほとんど無い。

 そのため、質の悪い製品を安いからと使用したり、ろくに洗浄もしないような雑な取り扱い、長時間の連続装用などをして、さまざまな眼のトラブルを引き起こしている。
 
 症状としては、多い順に、充血58.0%、疼痛44.4%、異物感30.0%、眼脂26.2%、流涙17.3%、かすみ14.1%、かゆみ11.9%、乾燥感10.6%などで、失明あるいは入院を要するほど重篤な障害も全体の1%に認められる。

国民生活センターの独自調査の謎

 このところ、消費者センターに寄せられる、カラーコンタクトのトラブルの増加を受け、平成26年5月、国民生活センターは、国の承認を得て販売され、なおかつ人気の高かった17の製品の独自調査に乗り出した。
 
 調査は、レンズの直径やベースカーブなどが、基準値にあっているかどうか、色素の埋め込み位置、エッジの柔らかさ、レンズケアによる色落ち、長時間装用後の視力低下や障害の有無などを調べ、結果、17の製品のうち16の製品に問題があったと発表した。

 16の製品の多くは、台湾や韓国で生産されたコンタクトレンズで、特許の関係で現在ではあまり使われていない素材を使ったものが多く、酸素透過性が低いのも眼障害の原因のひとつとされた。
 
 だが、問題が無かったとされた大手メーカーが通常のコンタクトレンズに現在も使用している素材であったり、調査の発表時期にあわせたかのようにそのメーカーの新聞広告が出るなど、出来すぎだとの批判や国民生活センターのとの癒着の噂もあり、調査の内容や結果に疑問を呈する声もある。

 しかし、それを置いても、そもそもコンタクトレンズ自体が、眼にとって良いものとは言えなく、視力矯正や眼の治療でやむを得ず装用するものだとすれば、おしゃれで楽しむカラーコンタクトでも、その認識を新たにし、眼科を受診し装用しても問題ないかを確認した上で、注意に注意を重ねて適切な管理の下で楽しんでもらいたいものだ。

(文=編集部)

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