>  >  > いまだ続く中国の臓器狩り、世界に闇広げる

【中国】誰の臓器が取られたか?―いまだ続く中国の臓器狩り、世界に闇広げる

この記事のキーワード : 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

【TOCANA初出】(2014年7月)
6月2日~6日にかけて、大阪、名古屋、神奈川、東京、埼玉の各地でカナダの人権弁護士デービッド・マタス氏が講演会を行った。そのテーマは「中国臓器狩り問題」。

 かつては都市伝説のようにさえ語られていた中国で起こっているとされる死刑囚の臓器を使った移植医療。だが、国連人権委員会、アメリカ議会、欧州議会などをはじめ、あまりにも多くの国際的な非難に耐えかね、2005年、中国は公式に死刑囚からの臓器摘出を認めた。しかし、中国が抱える本当の闇はさらに深く大きな広がりを見せている。

515tViuj22L._SL500_AA300_.jpg

画像は、『中国臓器狩り』(アスペクト)より

 マタス氏は2006年からこの問題を中立的な立場から根気強い調査を続けており、報告書を公開するとともに日本でも昨年12月『中国臓器狩り』(アスペクト)を上梓した。

 本書から引用し、ことの次第を簡潔に説明する。

「中国はまず、死刑囚の臓器を使って臓器の販売を始めた。しかし、世界的に臓器の需要は大きく、また病院にはお金が必要だったために、死刑囚の臓器だけでは供給が追いつかなかった。そしてそこに、法輪功の学習者が登場する。彼らは迫害され、人間性を奪われていた。人数も膨大で、身元不明という無防備な立場にあった。これらの要素が組み合わさり、法輪功学習者が、臓器のために殺された。摘出された臓器は外国人に売られ、中国にとっては数十億ドル規模のビジネスになった」(p.112『中国臓器狩り』)

 法輪功とは、中国政府がカルト集団として執拗に迫害を加える団体である。

 講演の後の記者会見では、マタス氏はこの事態が未だに現在進行形であること。かつては外国人を対象にしていた移植手術が国内の富裕層へとシフトしているため、さらに巧妙になっていること。あるいは世界規模で展開される法輪功に対するネガティブキャンペーンの現実などを語った。

「新型うつ」はどう治す?~心理的な背景にある〈偏り〉の改善がカギに
インタビュー「職場でのうつ病の再発を防ぐ」秋山剛医師(NTT東日本関東病院精神神経科部長)第2回

うつ病の仲間とともに再発を防ぐためのプログラム「うつ病のリワーク」が注目を集めている。今回は、いわゆる「新型うつ」について、 NTT東日本関東病院精神神経科部長・秋山剛医師に話を聞いた。

精神保健福祉士。フリージャーナリスト。1977年…

里中高志

シカゴ大学医学部内科・外科教授兼個別化医療センタ…

中村祐輔

タイ式ヨガ「ルーシーダットン」マスターコース認定…

五十嵐あゆ子