「西郷和真」の記事一覧

西郷和真(さいごう・かずまさ)

近畿大学理工学部生命科学科ゲノム情報神経学准教授、近畿大学医学部附属病院神経内科。1992年、近畿大学医学部卒業。近畿大学附属病院、国立呉病院(現国立呉医療センター)、国立精神神経センター神経研究所、米国ユタ大学博士研究員(臨床遺伝学を研究)、ハワードヒューズ医学財団リサーチアソシエイトなどを経て、2003年より近畿大学神経内科学講師および大学院総合理工学研究科講師(兼任)。2015年より現職。東日本大震災後には、東北大学地域支援部門・非常勤講師として公立南三陸診療所での震災支援勤務も経験、2014年より現職。日本認知症学会(専門医、指導医)、日本人類遺伝学会(臨床遺伝専門医、指導医)、日本神経学会(神経内科専門医、指導医)、日本頭痛学会(頭痛専門医、指導医、評議員)、日本抗加齢学会(抗加齢専門医)など幅広く活躍する。

西郷和真

片頭痛は「青色」の光で悪化し、「緑色」の光で苦痛から開放される!?

片頭痛の症状を緩和する治療法に、文字通り「光」が見えた――。 米ボストンの研究で、片頭痛患者69人にさまざまな色の光を当てた結果、「青色」の光では頭痛が悪化したのに対し、狭スペクトルの弱い「緑色」の光を当てると光過敏性が有意に軽減することがわかったのだ。一部の症例では、…続きを読む

片頭痛は「青色」の光で悪化し、「緑色」の光で苦痛から開放される!? 

頭痛薬「アセトアミノフェン」と「非ステロイド系抗炎症薬」が効くワケ

今回は頭痛の機序と急性期の鎮痛薬についてお話ししたいと思います。頭痛も疼痛(痛み)の一種であると考えられます。疼痛はアメリカ疼痛学会で次のように定義されています――。痛みは「生体の警告系」として重要な役割であるが鎮痛処置が必要である。 そこで頭痛のための鎮痛薬のなかで、…続きを読む

頭痛薬「アセトアミノフェン」と「非ステロイド系抗炎症薬」が効くワケ

薬剤の使用過多による頭痛!ロキソニンやトリプタンなどの頻回使用で頭痛に

2月22日は「頭痛の日」でした。 昨年は「頭痛の芽を摘もう~頭痛の早期治療~」ということで、1年間は、頭痛の早期治療についての啓発が行われました。今年の頭痛の日は、「薬剤の使用過多による頭痛」について取り上げられています。2015年3月13日号にも紹介した「『あなたの頭…続きを読む

薬剤の使用過多による頭痛!ロキソニンやトリプタンなどの頻回使用で頭痛に

急な片頭痛を何とかしたい!〜最も重要なのは薬を服用するタイミング

頭痛薬については、痛い時に飲む「急性期治療薬」と頭痛の回数や程度を弱める「予防薬」があります。10年ほど前に「トリプタン」と呼ばれる急性期の頭痛治療薬が日本でも発売され、その診療は大きく変わりました。今回は、急性期治療薬についてお話ししたいと思います。頭痛薬は痛みが起こ…続きを読む

急な片頭痛を何とかしたい!〜最も重要なのは薬を服用するタイミング

スマホを手放せないあなたは「VDT症候群」? "強いエネルギー"ブルーライトの危険性!

最近、長時間にわたりスマートフォンを使用したり、夜間に使用したことが原因だと考えられる、頭痛症状を訴える患者さんが増えています。まさに「スマホ中毒」ともいえるほど片時も手放さず、生活リズムに異常をきたしている方は、注意が必要です。 臨床の場で、そのような頭痛の患者さんの…続きを読む

スマホを手放せないあなたは「VDT症候群」?

片頭痛はストレスホルモンが原因か!? 脳血管を収縮させるセロトニンのしくみ

今回は片頭痛の起こるメカニズムについてお話ししましょう。といっても現在でも片頭痛の起こる機序は、完全に明らかではありません。ただし、いくつかの科学的結果から導かれた仮説が考えらており、そのことについて説明してしたいと思います。 片頭痛には大きく、脳血管や硬膜など末梢性に…続きを読む

片頭痛はストレスホルモンが原因か!? 脳血管を収縮させるセロトニンのしくみ

頭痛を誘発する因子の上位5つのうち4つまでがストレスや緊張などの精神的要因

毎日の生活でよく、「会社で頭が痛いことがあるんだよ」などというフレーズを、無意識に使われる人も多いと思います。この「頭が痛い」という言葉の意味する所は、本当に頭が痛いわけではないですよね。辞書で調べると「心配ごとや悩みごとで苦しむこと」「解決できないことや心配事があり、深く…続きを読む

頭痛を誘発する因子の上位5つのうち4つまでがストレスや緊張などの精神的要因

あなたの頭痛、頭痛薬の飲みすぎで引き起こされる「薬物乱用頭痛」では?

頭痛の診療をしていると「薬物乱用頭痛(Medication-Overuse headache:MOH)」の患者さんを診察することがあります。ここでいう薬物乱用とは、薬剤の使用過多による頭痛の意味で、決して違法な薬物を使用しているという意味ではありません。しかし「違法な薬物を…続きを読む

あなたの頭痛、頭痛薬の飲みすぎで引き起こされる「薬物乱用頭痛」では?

複数の頭痛を持っている人は要注意、意外に重大な病気が見つかる"頭痛の2重人格"

よくテレビなどで2重人格の人物が主人公となっているドラマを見ます。このような人を医学的には「解離性同一性障害」と呼びます。そしてこの2重人格を持っていることに気づかないままドラマが進んでいきます。そして最後に事件を起こしていた自分に2面性に気づかされる設定が定番です。…続きを読む

複数の頭痛を持っている人は要注意、意外に重大な病気が見つかる

片頭痛を引き起こす原因を知るために、「頭痛ダイアリー」を活用する

頭痛の種類は大きく分けて「1次性頭痛」と「2次性頭痛」のふたつに分類できることを話しました。「1次性頭痛」とは採血や、頭部CT、MRI画像検査などをしてみても原因のみあたらない頭痛(原因のない頭痛)でした。この中には大きく分類して「片頭痛」、「緊張性頭痛」、「群発頭痛」の3…続きを読む

片頭痛を引き起こす原因を知るために、「頭痛ダイアリー」を活用する

頭痛は大きく分けて1次性頭痛と2次性頭痛のふたつ、まずは頭痛のタイプを見分ける

この記事を読んでいる方でも頭痛を起こしたことのない人はいないのではないでしょうか。実に日本人の4人に1人(約3千万人)が"頭痛持ち"といわれています。頭痛は、もっとも身近にある疾患ですが、くも膜下出血、脳出血、脳炎などの、生命にかかわる疾患も潜んでいる可能性があり、注意が必…続きを読む

頭痛は大きく分けて1次性頭痛と2次性頭痛のふたつ、まずは頭痛のタイプを見分ける
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HIVも予防できる 知っておくべき性感染症の検査と治療&予防法
世界的に増加する性感染症の実態 後編 あおぞらクリニック新橋院内田千秋院長

前編『コロナだけじゃない。世界中で毎年新たに3億7000万人超の性感染症』

毎年世界中で3億7000万人超の感染者があると言われる性感染症。しかも増加の傾向にある。性感染症専門のクリニックとしてその予防、検査、治療に取り組む内田千秋院長にお話を伺った。

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Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

あおぞらクリニック新橋院院長。1967年、大阪市…

内田千秋

(医)スターセルアライアンス スタークリニック …

竹島昌栄

ジャーナリスト、一般社団法人日本サプリメント協会…

後藤典子