このコロナ禍は行政訴訟に価するのではないか? 目に余る「行政の不作為」

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コロナ禍は行政の不作為か!?

「とうとうこんな事態になってしまった」
12/31、東京の新規感染者はいきなり1,300名を越え、全国も4,500名を越えた。オーバーシュートの不安が頭を過る。
クラスター発生件数は、医療崩壊や運営停止になりかねない、病院や高齢者福祉施設で11/9現在それぞれ、333件と364件に昇っている。主なエッセンシャルワーカー7種トータルでのクラスター発生は2,000件を越えたという。

PCR検査体制強化が最も有効な新型コロナ対策

 これらの方々は何れも、ディスタンスを取れないまま否応無しに従事しなければならないが、厚労省医系技官と分科会尾身茂会長初め専門家は、この方々と一般の人を一括りにする事を未だに止めない。クラスターが2,000件を越えてしまたのは当然の結末だ。

 つい先般、分科会尾身茂会長はコロナについて「だんだん分かってきた」と言ったが、何がどう分かってきたと言うのだ。明らかになっただけでとっくに、3,000名を越えるコロナの犠牲者が出ていると云うのに、その感覚たるや余りに悠長過ぎないか。全国の保健所からのデータを一手に独占し、具に現状が見える立場に在ると云うのに。

 一波以来、我々素人でさえ関心を持って識者の言論やメディアの報道を視聴していれば、コロナを抑制するには何をどうすべきかは、前々から承知している積もりだ。それは、無症状感染者を一人でも多く見出だすことが、自身と結果的には他も保護することになると云うことだ。

 上先生が紹介された医療政策のトップジャーナルで在ると云う《ヘルス・アフェアー》誌掲載の、PCR検査体制強化が最も有効な新型コロナ対策だ、と云う研究論文が話題を集めているとのこと。

 これは、PCR検査の拡充が感染抑制に有効な手段であることは云うに及ばず、為政者が執るべき政策であることを示しているのでしょう。などと言うと又も、そうで在るエビデンスは何か、の声が聞こえて来るようだが、我が国のPCR検査数より桁違いの、圧倒的に多い検査数に裏付けされた海外論文を凌駕する事は出来ないだろう。尤もその前に比較するような研究論文が感染研や分科会感染症専門家から出た試しが有ったことか。

 記憶する限り一波当初、我々市民がPCR検査の拡充を求める様を「PCR検査信仰は・・」と揶揄する御仁の、凡そ科学者らしからぬコメントや「PCR検査を抑えていることが、今日本がこう云う状態に踏み止まっている」等と理解し難いコメントしか知らない。最近では10月頃の検体かデータを基に日本では未だ、新型コロナの変異種は確認されていないとの感染研:脇田所長の発表があった。その直後に京都大学:山中伸弥教授から古いデータによるもので現状を現していないとの指摘が有った。そりゃそうだろ、ここの処の感染拡大を見れば日本だけが特別でいられる訳が無い、素人の一市民でもそう思った。これについて感染研からは何ら説明も無いまま、以後何事も無かった様に、最新の検査結果が報じられている。尾身茂分科会会長にしても自身、一時期WHOに身を置く立場に在ったのに、何故もっとグローバルな視点に立った対策なり、方針が出てこない。

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