新型コロナ ワクチンから不幸な未来が引き起こされないために

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コロナワクチンの安全性は大丈夫なのか?

            

 新型コロナウイルスワクチンの安全性確保に関する4 学会共同声明が公表されましたので、できるだけ多くの方々に共有したいと思います。

 感染拡大防止と経済の両立に頭を悩ませる国、地方自治体、新型コロナウイルス感染患者に対する対応に追われる医療現場の逼迫、医療従事者の疲弊等、連日のように報道され、世界の誰もが未だ出口が見えない状況にあります。その暗闇に一筋の光が射している。新型コロナワクチンはそのように捉えられています。

社会に対する極めて大規模な医学的介入

 確かに、新型コロナウイルスに対するワクチンの迅速な開発には目をみはるものがあります。5年から10年かかってもおかしくなかったワクチンの開発がわずか1年で、英国、米国さらには我が国においても、臨床現場で利用可能になるかもしれない状況にあります。

 社会は、接種者の優先順位付け、mRNAワクチンの低温保存に伴う輸送、保存、実際の接種のオペレーション、など直近の課題に目を奪われがちです。しかし、新型コロナウイルスに対するワクチンは、極めて短期間に非常に多数の健康者に対して接種が行われる可能性があり、社会に対する極めて大規模な医学的介入という側面があります。しかしながら、開発段階では検出できなかった、稀ではあってもワクチンのベネフィット&リスクを見直す必要があるほどの重篤な副作用まで含めた安全性プロファイルについて人類が理解するには至っていません。

 新型コロナウイルスに対するワクチンが、私たちを明るい未来に導いてくれる光なのか、それとも薬害という新たな社会問題のきっかけになるのか、現時点ではいずれの可能性もあります。

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