まさに『セックス・アンド・ザ・シティ』!別れと復縁でカップルの精神的ダメージは?

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米国では成人の60%が別離と復縁を繰り返している(depositphotos.com)

 米国の連続テレビドラマ『フレンズ』のロスとレイチェル、あるいは『セックス・アンド・ザ・シティ』のキャリーとミスター・ビッグのように、「別れても復縁するのを繰り返すカップル」は情緒不安に陥りやすい――。

 そのような研究が、米ミズーリ大学のKale Monk氏らによって示唆された。この研究結果は「Family Relations」7月30日オンライン版に発表されている。

米国では成人の60%が別離と復縁を繰り返している

 この研究では、別離と復縁を繰り返す「リレーションシップ・サイクリング」に陥りやすいカップルは、抑うつや不安のリスクが高いことが明らかになったという。

 なお、こうしたカップルは連続ドラマの登場人物だけの話ではなく、米国では成人の60%がそのようなパートナーとの関係のもつれを一度は経験していると推定されている。

 Monk氏らは今回、異性または同性のパートナーがいる545人の成人を対象とした研究で、パートナーとの別離と復縁を繰り返す関係と精神的苦痛の関連について検討した。

 ちなみに、対象者の3分の1に同じパートナーとの別離と復縁の経験があり、最も多い人では8回もそれを繰り返していた。

 研究では、対象者に不安感や絶望感、物事に対する興味や喜びの喪失などを過去2週間にどのくらいの頻度で経験したかを尋ねた。

 そして、年齢やカップルのタイプ(同性または異性)、付き合っていた期間、子どもの有無などを考慮して解析した結果、パートナーとの別離と復縁を経験した人では精神的な苦痛の症状を訴える頻度が高いことが分かった。

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