インタビュー「インプラントトラブルの実態」後編:日本橋インプラントセンター所長・玉木仁氏

インプラント治療で失敗しないために良心的な歯科医を見分けるポイント

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デンタルレントゲン(10枚法)をしっかり撮っていることがポイント

 不幸にして歯が抜けてしまった場合、健康な歯を削らなくてはならず虫歯や歯周病になりやすい「ブリッジ」や、固定するためのバネが余計な圧力を加えて周囲の歯を失うリスクの高い「入れ歯」に比べて、経年的に他の健康な歯が残る可能性が高い「インプラント」。

 しかし、1本40~60万円と決して安くはないわりに、インプラントはトラブルの話も多い。そこで今回は、「日本橋インプラントセンター」の玉木仁所長に、良心的な歯科医を見分けるポイントを聞いてみた。

術後トラブルの主原因「インプラント周囲炎」とは?

 「歯周病や虫歯などで歯が抜けてしまった場合、残りの歯を大事にしようと思うなら、インプラントがお勧めです。でも歯医者の先生は、勉強や経験が不足していて施術できなかったりすると『あなたはアゴの骨が少ないから、インプラントは向かない』『週刊誌がバッシングしているでしょ。それがインプラントの現実です』などと言って、インプラントを避けるケースがあるんです」

 インプラント治療に失敗して患者に訴えられるリスクを回避するために、インプラントのイメージを下げるような話をする歯科医も少なくないという。もちろん治療の失敗は患者の立場からも願い下げだ。インプラント治療に真摯に向き合っている歯科医を見分けるポイントはどんな点にあるのだろう。

 「まず歯周病について、よく勉強しているかどうかがポイントです。歯周病に詳しい先生は歯を残そうとしていますから、インプラントを残す術も知っています。手術の術式もしっかりしているし、インプラントの術後管理もちゃんとしていて、インプラント周囲炎を起こさず、経過がいい可能性が高いです」

 インプラントのトラブルは、術後の「インプラント周囲炎」に起因しているケースが多い。

 「インプラント周囲炎とは、歯周病のインプラント版です。インプラントの周りに細菌が繁殖して骨が炎症を起こして溶けてしまうんです。骨が溶けてしまうと、今のところ、良い治療法がなく、最終的にはインプラントを抜去することになります」

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