『キャプテン翼』が再アニメ化〜心臓病と闘う三杉淳はどう描かれる?

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不朽の傑作漫画『キャプテン翼』が再びアニメ化(画像はテレビ東京の公式HPより)

 いまだ平昌(ピョンチャン)五輪の興奮も冷めやらぬ中だが、2018年FIFAワールド杯ロシア大会の開幕まで早3カ月を切った。

 さらに4月2日深夜、永遠のサッカー少年たちには待望の、あの不朽の傑作漫画『キャプテン翼』(原作:高橋陽一)が、テレビ東京系で再びアニメ化され放映がスタートする。

 「ボールは友達」が信条の主人公・大空翼(おおぞら・つばさ)の活躍と成長ぶりを描いて、1980年代の少年読者たちをたちまち虜にした通称『キャプ翼(つば)』。掲載誌「週刊少年ジャンプ」の黄金期を支えたキラーコンテンツだった。

 その人気ぶりもさることながら、現実のサッカー界に及ぼした影響力は侮れない。元日本代表の中田英寿や川口能活、国内のみならずジダンやメッシ、デルピエロやカカ、サンチェス……世界の一流選手らの誕生をも左右したと言われるほどだ。

 さて、W杯開幕までのイメトレ鑑賞用に、あるいは『キャプ翼』のキャラを復習をしたい方々には、テレビ東京の専用サイト閲覧をお薦めしたいが、新版『キャプ翼』オンエアに際して、当サイトで注目しているが名脇役「三杉淳(みすぎ・じゅん)」。

挫けない「ガラスのエース」

 東城学園小学校に通い、武蔵野市選抜チームの「武蔵FC」所属。翼率いる「南葛」との熱望対戦が実現した大会準決勝では、持ち前の天才的技術と統率力で主人公を圧倒。

 この試合で三杉が仕掛けたオフサイドトラップは、海外の『キャプ翼』ファンにも浸透し、「オフサイドトラップ=日本サッカーの戦術」というイメージが世界的に定着したといわれる。

 しかし、大活躍のうちに迎えた後半戦、持病の「心臓病」が発症して失速……。対照的な立ち直りを見せる翼らに4対5で逆転負けを喫した悲劇の名脇役として、隠れファンも数知れず。

 その境遇から「ガラスのエース」とも呼ばれ、マルチな技術力は「フィールドの貴公子」と称賛された。

 三杉のポジションは元来、MF兼DF。脚テクも華麗ならば戦術眼にも秀で、正統派イケメンの容姿に生まれて学力優秀、実家も金持ちという存在ゆえ、小学生時代から「三杉ファンクラブ」の追っかけ隊が黄色い声援を飛ばしていた。

 そんな天才選手の唯一にして最大の欠点が「心臓病」。クールな印象の一方で、中学生時代から「医師とサッカー選手」という夢の両立を自ら決意し、2年間の治療専念に徹して精進してきた熱い面もある。

 その結果、「30分間」の制限付きでプレイ可能な体にまで快復した。

 さらに高校生活を迎えると一切の表舞台から退き、リハビリに専念。その復活劇は、ある日突然、担当医の「三杉くん、よく頑張ったね」「病気は治るものなんだ」というシーンで心臓病克服が示されたが……そこは漫画と割り切りたい。

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