本能で楽しむ医療ドラマ主義宣言! 第4回

『アンナチュラル』 死体が語る、くも膜下出血の本当の原因と発症時期の真実

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労災認定? 時給100円以下だった私の研修医時代

 そして、今回はたくさん登場してくれた、私のお気に入りのキャラクター、三澄夏代(薬師丸ひろ子)。本当にいい雰囲気出してましたね~。『原ちゃん』というドラマを見てから、薬師丸ひろ子の演技が好きです!

 そして、やっとミコトのキャラも立ってきましたね。どこか人生には冷めているけど、正義感をもって仕事を全う。迷いがなく、恐らくメニューは即決タイプ。軽くオヤジっぽさも今回は出ていた様な(笑)。第一回はどうしても『校閲の悦ちゃん』に見えてしまいましたが、気がついたらすっかり「ミコト」にしか見えず、私の中では、「ミコトならこう言うかな?」という想像までできる感じになってきました。

 ここからどんどん話が急激に展開して行きそうですね。第4回と5回でフォレスト葬儀社の木林と中堂の関係性、その過去がどどっと見えてきて、人間関係が複雑になってきそうな気がします…。

 今回、過労死か否か大きなテーマでした。大学病院に勤めていた時、同期の医師とお互いに「今、私たちが死んだら、お互いに労災申請しよう」と、取り決めをしていたことがありました。とことん闘ってあげる!とか言っちゃって。

 研修医時代は、安いお給料でとにかく経験を積むために病院に入り浸って仕事をしておりました。空いた夜は当直のバイトでお金を作っていました。それでも時給計算で100円を下回っていた時には唖然! このままでは自分たちは病気になってしまう、と本気で焦ったのです。

 今の研修医制度ではお給料も休暇もある程度確保されてる…らしいので私の時代とはかなり違っているようです。若い医師の指導もしている主人も「あいつら、さくっと帰さないといけないからなあ~」とぼやいていることもあります。若い働き手を確保するために、医局も優しく魅力的な勧誘・接待をしていると聞くと、微妙な気持ちにもなってしまう。

「あの時、なぜ労災申請にこだわったのかな~?」と今回のアンナチュラルを見てふと思い返してしまいました。

『アンナチュラル』 死体が語る、くも膜下出血の本当の原因と発症時期の真実の画像2

井上留美子(いのうえ・るみこ)
松浦整形外科院長
東京生まれの東京育ち。医科大学卒業・研修後、整形外科学教室入局。長男出産をきっかけに父のクリニックの院長となる。自他共に認める医療ドラマフリーク。日本整形外科学会整形外科認定医、リハビリ認定医、リウマチ認定医、スポーツ認定医。
自分の健康法は笑うこと。現在、予防医学としてのヨガに着目し、ヨガインストラクターに整形外科理論などを教えている。シニアヨガプログラムも作成し、自身のクリニックと都内整形外科クリニックでヨガ教室を開いてい。現在は二人の子育てをしながら時間を見つけては医療ドラマウォッチャーに変身し、joynet(ジョイネット)などでも多彩なコラムを執筆する。

シリーズ「本能で楽しむ医療ドラマ主義宣言!」 バックナンバー

美容界で異彩を放つ「炭酸ジェルパック」とは?細胞からのアンチエイジングとケアが大切
インタビュー「炭酸美容とはなにか?」後編:メディオン美容皮膚クリニック院長・日置正人氏

前編『炭酸ケアの第一人者、褥創の治療経験から生まれた「炭酸ジェルパック」』

美容の世界でも異彩を放つっている「炭酸ジェルパック」。 皮膚科・内科の医師として長年、炭酸の医療的な研究に携わり、その研究の成果として画期的な美容素材「炭酸ジェル」を開発した日置正人医師に、その開発の過程や効果について聞いた。

Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

フリージャーナリスト。1949年、東京都生れ。法…

郡司和夫

小笠原記念札幌病院腎臓内科。日本中毒学会認定クリ…

横山隆

医療法人社団 三喜会 理事長、鶴巻温泉病院院長。…

鈴木龍太