自殺を防ぐ「いのちの電話」~肝心の相談員が集まらない全国共通の問題点とは?

この記事のキーワード : 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

月3回の講習、受講料2万5000円が自腹

 見知らぬ人の深刻な悩みを傾聴し、切実な問いかけに応答する。その仕事が大変難しいものであるのは想像に難くない。だが、「いのちの電話」の相談員は職業的な専門家ではなく、ボランティアによって運営されている。

 しかも相談員になるためのハードルは非常に高い――。

 今回ニュースになった「群馬いのちの電話」の「電話相談員養成講座受講生募集要項」を見てみると、相談員になるためには、まず2017年10月から2018年7月まで、月3回、1回2時間の講習を受けなければならず、その受講料2万5000円も受講者が負担する。

 ここまでが前期養成講座で、さらにそのあとインターンとして約1年の実習があり、相談員としてふさわしいと認められると認定される。そのようにして相談員になっても無報酬であり、交通費も自己負担だ。

バナー1b.jpeg
HIVも予防できる 知っておくべき性感染症の検査と治療&予防法
世界的に増加する性感染症の実態 後編 あおぞらクリニック新橋院内田千秋院長

前編『コロナだけじゃない。世界中で毎年新たに3億7000万人超の性感染症』

毎年世界中で3億7000万人超の感染者があると言われる性感染症。しかも増加の傾向にある。性感染症専門のクリニックとしてその予防、検査、治療に取り組む内田千秋院長にお話を伺った。

nobiletin_amino_plus_bannar_300.jpg
Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

あおぞらクリニック新橋院院長。1967年、大阪市…

内田千秋

(医)スターセルアライアンス スタークリニック …

竹島昌栄

ジャーナリスト、一般社団法人日本サプリメント協会…

後藤典子