自殺を防ぐ「いのちの電話」~肝心の相談員が集まらない全国共通の問題点とは?

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月3回の講習、受講料2万5000円が自腹

 見知らぬ人の深刻な悩みを傾聴し、切実な問いかけに応答する。その仕事が大変難しいものであるのは想像に難くない。だが、「いのちの電話」の相談員は職業的な専門家ではなく、ボランティアによって運営されている。

 しかも相談員になるためのハードルは非常に高い――。

 今回ニュースになった「群馬いのちの電話」の「電話相談員養成講座受講生募集要項」を見てみると、相談員になるためには、まず2017年10月から2018年7月まで、月3回、1回2時間の講習を受けなければならず、その受講料2万5000円も受講者が負担する。

 ここまでが前期養成講座で、さらにそのあとインターンとして約1年の実習があり、相談員としてふさわしいと認められると認定される。そのようにして相談員になっても無報酬であり、交通費も自己負担だ。

がんになってもあきらめない妊活・卵巣凍結 費用は卵巣摘出に約60万円、保管は年間10万円
インタビュー「がんでも妊娠をあきらめない・卵巣凍結」後編・京野廣一医師

がん患者への抗がん剤による化学療法は妊孕性(妊娠のしやすさ)を低下させる。がんにより妊娠が難しくなる患者を支援するため、2016年4月に「医療法人社団レディースクリニック京野」が、治療前に卵巣を凍結して保存しておく「HOPE(日本卵巣組織凍結保存センター)」を設立すると発表した――。医療法人社団レディースクリニック京野理事長の京野廣一医師に卵巣凍結の仕組みについて訊いた。
前編『「がん」になっても妊娠・出産をあきらめたくない女性のための「卵巣凍結」とは?』

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