シリーズ「子どもには絶対に使ってはいけない生活用品」31回

偽ワインビネガーに注意!「白ワイン」を用いない「白ワインビネガー」が流通

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ワインビネガーを選ぶなら原材料の表示に注意!「白ワイン」が使われていない「白ワインビネガー」もの画像1

ワインビネガーの選び方は?(depositphotos.com)

 EUとの貿易協定で、ワインの関税が5年後に撤廃されることになりました。「ホンモノのワイン」が増えて、「インチキなワイン」が淘汰されていけばいいのでしょうが、「悪貨が良貨を駆逐する」のが、食品業界の常ですので心配になります。

 インチキなワインではなく、白ワインから作る果実酢の「白ワインビネガー」にも、食卓から消えてほしいと思うものがあります。

食卓から消えてほしいこんな白ワインビネガー

 エスビー食品の販売している白ワインビネガーの謳い文句は「高級ワインの産地で知られるフランス・ブルゴーニュ地方に本拠を置く『MAILLE(マイユ)』ブランドのビネガーです。今や世界のグルメから選ばれる本物のブランドをお届けします」というものです。

 「本場フランスの白ワインビネガーがお手軽な価格で使える」と愛用している人もいると思います。しかし、この白ワインビネガーが、フランスで販売されている白ワインビネガーと同じものではないということを知っている人は少ないはずです。

 ヱスビー食品ではこう言っています。「製造がフランスなのは間違いありませんが、日本に私どもが輸入している白ワインビネガーと同じものがフランスで販売しているかは分かりません」(ヱスビー食品お客様相談室)。まさに「オイオイ、それはないんじゃないの」という感じです。

 同商品の原材料表示には「酸化防止剤(亜硫酸塩)」の記載があります。ワインに古くから使われていますが、ヒトの粘膜を刺激する恐れがあります。フランスブランドに惑わされず、無添加白ワインを発酵して作る白ワインビネガーを選んだ方が安心です。

郡司和夫(ぐんじ・かずお)

フリージャーナリスト。1949年、東京都生れ。法政大学卒。食品汚染、環境問題の一線に立ち、雑誌の特集記事を中心に執筆活動を行っている。主な著書に『「赤ちゃん」が危ない』(情報センター出版局)、『食品のカラクリ』(宝島社)、『これを食べてはいけない』(三笠書房)、『生活用品の危険度調べました』(三才ブックス)、『シックハウス症候群』(東洋経済新報社)、『体をこわす添加物から身を守る本』(三笠書房・知的生き方文庫)など多数。

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郡司和夫
がんになってもあきらめない妊活・卵巣凍結 費用は卵巣摘出に約60万円、保管は年間10万円
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がん患者への抗がん剤による化学療法は妊孕性(妊娠のしやすさ)を低下させる。がんにより妊娠が難しくなる患者を支援するため、2016年4月に「医療法人社団レディースクリニック京野」が、治療前に卵巣を凍結して保存しておく「HOPE(日本卵巣組織凍結保存センター)」を設立すると発表した――。医療法人社団レディースクリニック京野理事長の京野廣一医師に卵巣凍結の仕組みについて訊いた。
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