シリーズ「AIと医療イノベーション」第19回

AI 自動運転システムの世界覇者は? 難題は「経済性優先か安全性尊重か」

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AI 自動運転システムの世界覇者は? 難題は「経済性優先か安全性尊重か」という根源的な問題の画像1

AI 自動運転システムの世界覇者は?(depositphotos.com)

 「トランポノミクス」や「アベノミクス」の下馬評が下がろうが上がろうが驚かない。

 だが、アップルやGoogleなどAI(人工知能)開発先進企業の株価が乱高下しようものなら、世界経済の先行きに赤信号が灯る。製造からヘルスケア、生活、財務まで、「生き馬の目を抜く」ようなAIイノベーションから片時も目が離せない昨今になった。

 たびたび引っ張り出される箴言がある――。人生で何事かを成し遂げるには、3つのハードルがある。第1ハードル「誰もが笑って無視する」。第2ハードル「激しい抵抗や反対に会い、軽蔑される」。第3ハードル「笑い者にしたり、無視したり、反対したり、軽蔑したのに、いつの間にか受け入れる」(ドイツの哲学者ショーペン・ハウエルの箴言集より)

 今回のハードルは、AI自動運転システムだ。最初はインターネットもSNSもスマホも、誰も半信半疑だったのに、今では空気や水のように当たり前のアイテムになっている。AI自動運転システムはどうだろう?

AI自動運転システムはアップルが先陣か?

 グローバルな視点から、AI自動運転システムの近未来を俯瞰してみよう。

 皮切りはアップルだ。6月5日、ティム・クックCEOは、Bloombergのインタビューに答え、「AI自動運転システムに注力しているのは、非常に重要なコア技術であり、究極のAIプロジェクトだからだ。ただ、オリジナル車の製作は未定」と発言している。

 独自にAI自動運転システムを開発していたIT企業の多くは、現在は自動車メーカーと技術提携している。たとえば、2009年から自動運転プログラム「Waymo」を開発しているGoogle(Alphabet)の自動運転車開発部門Waymoはフィアット・クライスラーや、配車サービスのLyftと提携。また、BMWやGMなどは、シリコンバレーを軸足に置きつつも、自動運転関連の技術を持つスタートアップ企業を矢継ぎ早やに買収し、存命を図っている。

 アップルは当初、Project Titanを立ち上げ、車体からシステムまでの全プロセスを開発していたが、プロジェクトは難航。2016年に新製品開発に長けたボブ・マンズフィールド氏を抜擢し、車体開発を切り捨て、AI自動運転システムにフォーカスする戦略に切り替えている。

 2017年4月、アップルはカリフォルニア州車両管理局にAI自動運転車の公道テスト許可を申請し、その3週間後に3台のSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)でテストを開始。さらに、中国のライドシェアサービスDidi Chuxingに10億ドルを出資。マウンテンビューに自動運転用の大規模なAI研究施設を創設し、エンジン全開の態勢を整えている。

胃の不快感の多くは実は「機能性ディスペプシア」という病気
日本初の『胃弱外来』開設」後編:巣鴨駅前胃腸内科クリニック・神谷雄介院長

前編『大病院を転々した末にたどり着く「胃弱外来」 初診から約1カ月で8割の患者の症状が改善』

胃痛やもたれ、むかつきなどの症状があっても、検査の結果異常がないと診断され悩みを抱える患者さんが少なくない。こうした胃の悩みを抱える人たちのために開設したのが胃弱外来。患者さんの多くは新しく認知された『機能性ディスペプシア』や『胃食道逆流炎症』などの疾患だ。その具体的な治療法について話を伺った。

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Doctors marche

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近畿大学理工学部生命科学科ゲノム情報神経学准教授…

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