ドラマ『コード・ブルー』でもわかる時間との戦い!ドイツでは最長でも約15分で現場に到達

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「ドクターヘリ」の課題点は?

 さて、このように世界の「ドクターヘリ」の活躍は頼もしいが、国内の医師不足と医療過疎が深刻化し、救急医療への危機感も高まっている現実も見なければならない。今こそ「ドクターヘリ」の貢献度が問われているが、近未来に向けて、その課題は何だろう? いくつか挙げてみよう。

 医療ドラマ『コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』を観ていれば分かるように、「ドクターヘリ」は、短時間で適切な応急処置のできる医師や看護師(フライトナース)を重体の傷病者に接触させなければならない。つまり、迅速性と機動性が生命線だ。

 ならば、「ドクターヘリ」の実効性をさらに高める根幹は、何よりも厚労省の救急医療政策のさらなる推進と100億円以上の運営費の予算化による全国への普及だ。

 「HEM-Net シンホシウム報告書(2015年2月)」は、「トクターヘリ」と消防防災ヘリの協力体制の強化を提言し、 明確な役割分担、情報共有、医療支援の充実を要請している。

 具体的には、消防本部司令室による「ドクターヘリ」要請基準(キーワード方式)の定期的な見直し、運航に関連するヒヤリハットの分析、定期的な安全運航に関連する講習会の開催などによって、パイロットや整備士のクオリティを高め、安全運航の精度を上げることだ。もちろん、搭乗する医師や看護師(フライトナース)の訓練•養成も、病院のネットワークの緊密化も喫緊の課題になる。

 その他、航空搬送の両翼である「ドクターヘリ」と「メディカルジェット」への理解、生活の安全や危機管理への認識を国民により深めてもらうことも必要だ。迅速性と機動性を活かす救急搬送は「ドクターヘリ」に。高度で専門的かつ包括的な計画搬送は「メディカルジェット」に。

 日本の空でも、世界の空でも、安全・爽快フライトを! 近未来の航空搬送は「ドクターヘリ」と「メディカルジェット」の共生時代へ向かっている。
(文=編集部)

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