「かけすぎ部」は「摂りすぎ部」
まずは粉チーズだが、あれはパルメザンチーズを削った一品だ。チーズ全般の代えがたい旨さは言うまでもないが、食べ過ぎて含有成分の「チラミン」が体内に蓄積されると、人によっては「片頭痛」や「吐き気」を誘発しかねない。
では、1日当たりに味わうチーズの適量とはどれくらいか? 専門筋が塩分・脂肪分・カロリー面から導いた数字が、プロセスチーズで「60g程度(3枚半)」とか。
ティースプーン1杯の粉チーズは3g(14kcal)相当だから、80gの通常缶を丸々「かけすぎ部」よろしく食したら380kcal……。一般的に嗜好品や菓子類からのカロリー目安が1日200kcalといわれているので、「摂りすぎ部」なことは間違いないだろう。
紅ショウガには発がん性物質のタール系色素も
では、食欲増進や冷え性改善、免疫力強化など、いいことづくめが伝わる紅ショウガの場合、何が要注意なのか?
賢明な方はもうお気づきだろう、そう、あの独特の紅色を生む着色料が問題なのだ。梅酢だけの天然着色系がお薦めだが、そこは大量消費用として置かれるものの場合は、いわずもがな……。
発がん性物質であるタール系色素が使われている例も少なくない。中国産のショウガが使われていれば、汚染土壌も侮れない。
他にも、ラーメンにニンニク一瓶とか、立ち食いそばでネギ器全部、なかには、そばにも粉チーズとかの「かけすぎ部員」があとを絶たないそうだ。しかし、面白半分に真似るのは慎み、健康面を考えた「ほどほど部」であってほしい。
(文=編集部)