幻覚キノコ「マジックマッシュルーム」が<がん患者の絶望>を緩和~エクスタシーの有効性も確認!

この記事のキーワード : 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
mushroom0127.jpg幻覚キノコは医療的に有効か?(http://jp.depositphotos.com)

 

 エクスタシーの名前で知られる「MDMA」や幻覚キノコ「マジックマッシュルーム」も医療に使えるのではないか? アメリカでこんな動きがじわじわと進んでいる。

 新たな2件の小規模研究で、幻覚作用のある「マジックマッシュルーム」に含まれる成分トリプタミン・アルカロイドのシロシビンにより、がん患者の不安や抑うつが劇的に改善されることが示された。

 研究に参加した患者の1人は、シロシビンを服用すると「神の愛に包まれた」と感じ、その後も恐怖や不安は消えたままだったと、記者会見で話している。

新たな治療選択肢としてシロシビンを有望視

 2件の研究はいずれも対象例が約30~50例と小規模なもの。しかし、進行がん患者の多くはうつや不安の症状に苦しんでいるが、現在使用されている抗うつ薬では即効性が期待できず、かつ副作用が起きる問題もある。

 今回2件の研究で有効性が示されたことを受け、新たな治療選択肢としてシロシビンを有望視する専門家の論評も同誌に掲載されている。

 「Journal of Psychopharmacology」2016年12月号に掲載された2件の研究の付随論説を執筆した米コロンビア大学医療センター(ニューヨーク市)のCraig Blinderman氏は、「大規模研究で今回の結果が裏づけられれば、シロシビンの分類を医師が使用できる“スケジュール2”に変更することを検討すべきである」と述べている。

 シロシビンは米国麻薬取締局(DEA)により最も危険な“スケジュール1”に指定される違法薬物であるため、医師が使用することはできない。

 スケジュールⅠとは LSDなど医療に使えないと判断したドラッグの規制のこと。ちなみにスジュールII とは、医療に使えると判断したアンフェタミンやメチルフェニデートなど、スケジュールIIIとは医療に使えると判断したドラッグの規制で、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬などとなっている。

HIVも予防できる 知っておくべき性感染症の検査と治療&予防法
世界的に増加する性感染症の実態 後編 あおぞらクリニック新橋院内田千秋院長

前編『コロナだけじゃない。世界中で毎年新たに3億7000万人超の性感染症』

毎年世界中で3億7000万人超の感染者があると言われる性感染症。しかも増加の傾向にある。性感染症専門のクリニックとしてその予防、検査、治療に取り組む内田千秋院長にお話を伺った。

nobiletin_amino_plus_bannar_300.jpg
Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

あおぞらクリニック新橋院院長。1967年、大阪市…

内田千秋

(医)スターセルアライアンス スタークリニック …

竹島昌栄

ジャーナリスト、一般社団法人日本サプリメント協会…

後藤典子