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風邪やインフルエンザに効く「漢方薬」はコレ! ただし重大な副作用やアレルギー反応が出ることも

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風邪やインフルエンザに効く「漢方薬」は?(shutterstock.com)

 陽気なフェミニスト作家、ジョルジュ・サンドは「陽気でいることが肉体と精神の最上の健康法だわ」と微笑む。「芸術は爆発だ!」の岡本太郎は「いいや! 健康法なんて考えないことが、いちばんの健康法だぞ!」とやんわりと交される――。

 健康は泡のように脆い。まるで振子のように右に左に揺らぐ。脆い危うい健康にしがみついて生きるのが人間らしい。しかし、希望がある。数千年の時を経て、人類に生命力を授け続けてきた「漢方薬」の奇跡だ。

患者の証(体質)を診断しながら体全体のバランスを整えて病気を治す

 漢方薬は、自然界にある植物(葉・花・つぼみ・茎・枝・根)、菌類、鉱物(石膏)などの生薬のうち、薬効を持つ2種類以上の生薬を漢方医学の理論に基づいて、決められた分量を組み合わせて処方する医薬品の総称だ。2015年2月現在、厚労省は、病院で処方され、健康保険が適用される医療用漢方製剤148処方を承認している。

 漢方薬は自然の恵みを利用した生薬だが、漢方製剤は最新技術を駆使しつつ、生薬の持つ薬効を引き出し、服用・保存しやすい状態に加工した漢方薬だ。

 日本の気候や生活に根付いた漢方医学が中国から伝わったのは、5~6世紀頃だ。数千年にわたって、どの生薬の組み合わせが、どのような薬理作用や効果を生み、副作用や弊害を生じるかが確かめられ、治療のノウハウが体系化されている、それが漢方薬の大きなメリットだ。

 西洋医学は、解剖学的見地に立ちつつ、臓器や組織の病気の原因を検査で探し、その原因を取り除く治療が主流だ。一方、漢方医学は、伝統的な中医学と同様に、証(体質)に随って治療する随証治療が大原則になる。証(体質)は、陰陽(寒がりか、暑がりか)、虚実(胃腸が虚弱か、丈夫か)など、複数の見立てを総合して決められる。

 つまり、漢方薬は、症状だけを見るのでなく、患者一人ひとりの証(体質)を診断したうえで処方されるので、体全体のバランスが整えられ、免疫力が強化されるため、病気が治癒に向うのだ。

 ただし、漢方薬は、重大な副作用やアレルギー反応が出ることがある。湿疹や蕁麻疹などの皮膚症状、胃腸障害をはじめ、むくみ、血圧上昇、筋肉障害のほか、肝機能障害、間質性肺炎などの重い副作用を伴う場合もあるので、注意したい。

 特に高齢者、腎臓病、糖尿病、高血圧症、高脂血症などの既往症がある人は、副作用が出やすいとされる。漢方薬は、漢方薬の知識が豊富な医師の診断を定期的に受け、自分に合う薬を処方してもらい、服用しよう。

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