「パブロンゴールド」でトリップする<金パブ中毒>な人たち~市販薬をドラッグ代わりに

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あの有名人も咳止めシロップでトリップ!?

 昨年12月、叶姉妹の妹・叶美香さんが、急性アレルギー反応のアナフィラキシーショックで緊急入院したが、一部では、「咳止めシロップを大量に飲んだ」、つまり大量服薬(オーバードーズ)したと報道されている。

 そこまで来たら、薬物依存の領域である。正しい判断力や言動を保てず、仕事や家庭に問題をきたし、生活が破たんする人も現れる。自力でその状態から脱するのは難しく、精神科の加療が必要だ。

 薬物を体内から抜くときの離脱作用は、苦しいものだ。とても自宅で自力でとはいかず、精神科病院に入院するケースが多い。薬物が抜けて、身体面の依存が軽減しても、精神面の依存に向き合う努力が必要だ。

 薬に頼ろうと気持ちや習慣に打ち勝つのも、なかなか自力でできることではない。多くの人の力を借りて、長いリハビリ期間を経て、ようやく社会復帰の一歩に踏み出せるかどうか。

 回復したとしても、安価ですぐ手に入る市販薬の薬物依存は、スリップ(再び使用すること)してしまう危うさが大きく、一生自分との闘いとなる。

 本来であれば、健康を取り戻してくれる、いたって合法の風邪薬や咳止め薬だが、使い方をあやまると、ドラッグのように一生を棒に振る状態に陥るリスクはある。

 体調を崩しやすい季節だが、市販薬といえども、用法・用量はきちんと守りたい。
(文=編集部)

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Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

精神保健福祉士。フリージャーナリスト。1977年…

里中高志

近畿大学理工学部生命科学科ゲノム情報神経学准教授…

西郷和真

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一杉正仁