小池新都知事も「子宮全摘」のサバイバーだった!新しい都政の難題をどこまで克服できるのか?

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 公私混同疑惑による舛添要一氏の辞職に伴って実施された東京都知事選。7月31日に投開票され、元防衛相の小池百合子氏(64)が291万2912票を獲得して当選、初の女性都知事が誕生した。投票率は59.73%(前回46.14%)。

 都知事が3代続けて任期途中で辞職したため、この5年間で4回目となった今回の都知事選に史上最多の21人が立候補。小池氏は、自民党の支援を受けなかったものの、無党派層や与野党支持者らの幅広強い追風を受けた。

 「都民ファースト」「女性活躍のために」「東京大改革」「たった一人の戦い」「透明な都政」「強いリーダーシップ」「都議会の冒頭解散」などをスローガンに掲げた巧みな戦術で、元総務相の増田寛也氏やジャーナリストの鳥越俊太郎氏らの猛追を退けた。

 だが、初の女性都知事に上り詰めた小池氏の前には、財政難、利権疑惑、子育て支援、保育所待機児童、少子高齢化、防災、テロ対策、2020年東京五輪・パラリンピックなど、さまざまな難題が立ち塞がる。小池氏は、迷走する都政の立て直しに敏腕をふるえるだろうか?

 選挙報道によれば、小池氏は「党や組織を超えて参加いただき、勝利につながった。楽しい選挙だった。結果の重みを感じながら、しっかりと都政に邁進し、かつてない透明な都政を進めたい」とインタビューに答えている。

鳥越氏を「病み上がり」と非難した胸中やいかに

 小池氏は64歳。古今東西、政治家の政治生命は、その健康寿命と常に背中合わせだ。小池氏の健康状態はどうだろう?

 『週刊宝石』(1998年7月16日号)に掲載された『手記 小池ゆりこ「子宮全摘出」の記録』によれば、衆議院大蔵委員会委員として国会審議に忙殺されていた18年前、当時46歳だった小池氏は激しい貧血に襲われ、下腹部に異常な痛みを感じたため、受診。筋層内筋腫が数カ所に認められる子宮筋腫と診断され、やむなく子宮全摘に応じた。

 手記によると「子宮を取り、一生子どもを生めない体になるという現実を否応なく突きつけられた。女としていつまでも出産への選択肢は持っていたい。『産む』『産まない』ではなく、『産める』『産めない』の大きな選択が目の前に立ちはだかっていることに気づいた」と語っている。

 都知事選挙戦では、鳥越氏を「病み上がり」と非難したため、「差別だ!偏見だ!」と厳しいバッシングに晒された。だが、子宮全摘の苦い体験を持つ小池氏はあえて反論せず、自らの過去も暴露しなかった。小池氏も「子宮全摘」と戦ったサバイバーだったのだ。

 ちなみに子宮筋腫は、未分化な子宮筋層内の平滑筋(へいかつきん) の細胞から発生し、女性ホルモンのエストロゲンの働きによって発育する良性腫瘍だ。30歳以上の女性の20~30%が発症し、婦人科の腫瘍の中で最も多い。20代の女性にも診られるが、明確な原因は未解明だ。

 子宮全摘は、子宮筋腫、子宮がんや卵巣がん、子宮内膜症(子宮腺筋症)などの疾患に対して行う手術。子宮筋腫の全摘手術は、筋腫のみを摘出する場合と子宮を全摘する場合がある。単純子宮全摘術、子宮の出口部分を残す膣上部切断術、子宮とともに卵巣、卵管、リンパ節を摘出する広汎子宮全摘術に分かれる。

 小池氏の場合は、手術後の更年期障害や骨粗鬆症のリスクを配慮したので、卵巣は摘出せず残している。

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