高橋みなみ総監督のおススめ処理法は……
もう一度、米国事情に話を戻せば、インディアナ大学の研究者らが2010年に実施した調査結果でも、「交際相手がいる女性ほど脱毛している」傾向が判明している。加えて「脱毛派ほど自身の性器に対してポジティブなイメージを持っている」と心理面の効果も読み取れ、実になんともアメリカンな女性気質をうかがわせる。
一方、日本の場合は「パイパン」という隠語の響きや、その快楽神話、一部男性の嗜好性やAVの企画ものとして重宝されるなど、「剃毛=淫靡」の域を出ない。が、冒頭に登場した今回の研究者のTami S. Rowen氏は、冷静な面持ちで次のようなコメントを語っている。
「特殊なタイプの性行為(肛門性交、オーラルセックスなど)が陰毛処理に関連するという認識が巷間普及していますが、われわれの統計解析からは特に関連はないと思われます」
そして必要以上・適量過多でハミ出せば、日本人の美意識もどこへやら、「単なるムダ毛扱い」に一転し、その処理法に苦慮するのは古今東西・老若男女に共通の悩みだろう。
自己処理は安価だが、剃毛時のカミソリ負けや色素沈着が怖い(=皮膚科医は電気シェーバーを推奨)。毛抜きは痛みが大きいし、埋没毛の弊害が怖い。
仕上がり面や肌への負担減という点では、専門家によるレーザー脱毛やサロンの光脱毛などが理想的なのだが、手軽さや肌へのやさしさが謳われている「ブラジリアンワックス」はどうなんだろうか?
「アレ、めっちゃオモシロいんですよ(笑)。めっちゃ痛いんですけど、女の人って痛みに強いから、次に行く時までに痛みを忘れちゃうんですよ。だから、大丈夫です!」
これはお笑い芸人・ケンドーコバヤシさんの巧妙な誘導尋問にハメられた勢い(?)でか、ラジオ番組内であの高橋みなみさん(元AKB初代総監督)がぽろりと明かしてしまった処理体験談。こうして、たかなみさん特有の明るさで推奨されるとお試し派も増えそうだ。
さて、もうすぐ、抜くか剃るかの夏が来る!
(文=編集部)