首都高・山手トンネルの火災事故から学ぶ〜不測の事態への対処方法とは?

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もし高速のトンネル内で車両火災事故に遭遇したら?(shutterstock.com)

 4月6日午後1時40分頃、東京・豊島区の首都高速中央環状線外回りの山手トンネルで、軽ワゴン車から出火。消防車23台が出動し、約1時間後に消し止められた。

 さいわいケガ人はいなかったが、一時、トンネル内に煙が充満し、10数人が避難した。昨年3月に全線開通した山手トンネルは全長約18.2kmで、道路トンネルでは日本一の長さだ。

 「地下30mを走るこの山手トンネルはね、一部開通した2010年夏に内部が45度まで上昇したんですよ。さすがに45度までは首都高側も想定外だったと、当時の新聞で読みました」

 新宿のホテルから品川駅の港南口まで高速中央環状線(初台南入口~五反田出口)を利用した際、タクシー運転手がそんな意外話をしてくれた。

 「この前の車両火災だって、職業柄、他人事では済まされませんからね。明日は我が身ですから」と話す彼は、さっそく首都高の専用サイトを検索し、車両火災時の対策法を調べたという。

 そして、「そこまでしなくても、一度でもこのトンネルを走ったことがある人と未体験の人とでは、ああいう火災ニュースの受け取り方も随分と違ってくるとは思いますね」と話を続けた。

入口手前と出口手前では対処が違う

 筆者はその日が山手トンネル初体験だったが、件の火災の顛末はネット記事で読んでいた。C2入口が閉鎖された直後、目撃者が「入口からバックで一般車が出された」と臨場感あふれる投稿を綴っていたのを憶えている。

 「トンネル火災が起きると入口の信号機(=赤)と警報版が知らせるので絶対に入らないことです。トンネル内で停車する際は左右どちらかにクルマを寄せて、緊急車両用に中央を空けないといけない。あとは警察やパトロール隊の指示に従うべきでしょう」

 慌てないことが肝要だ。出口手前の車両は最寄りの街路に出るよう警報版が指示を告げ、各ラジオ番組に割り込むかたちで現場状況や避難誘導の緊急放送が流れるそうだ。もし、火災現場の手前で停車せざるを得ない場合、落ち着いて次の5点を注意すべきだという。

①エンジンを止めてキーは付けたままで立ち去る。
②窓ガラスは忘れずにしっかり閉める。
③貴重品は必ず持ち出すこと。
④自分の連絡先を書いたメモ類を残しておく。
⑤ドアは絶対にロックしない。

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