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シリーズ「子どもには絶対に使ってはいけない生活用品」13回

安全な「コンタクトレンズ保存液」の選び方は? 「こすり洗い不要」を鵜呑みにするのは危険

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「こすり洗い不要」を鵜呑みにしない(shutterstock.com)

 コンタクトレンズの保存液はどんなものを使っているだろうか? もし、MPS(マルチパーパスソリューション:多目的溶剤)と呼ばれる、洗浄・すすぎ・保存までできるというケア用品(医薬部外品)を使用しているのなら要注意。

 これらの製品には「こすり洗い不要」を謳っているものがあり、便利さに誘惑されて使っている方も多いだろう。しかし、「こすり洗い不要」を鵜呑みにすることは非常に危険だ。

 ソフトであろうとハードであろうと、コンタクトレンズにアカントアメーバという微生物が付着していると、角膜感染症を引き起こす恐れがある。それゆえコンタクトレンズのケアは不可欠だ。

 しかし、国民生活センターの検証では、コンタクトレンズは「こすり洗い」をしないときれいにならないという結果が報告されている(「たしかな目」2003年4月号)。

 もひとつ、MPS保存液では注意しなければいけないことがある。1本の液で、ソフトコンタクトレンズの洗浄・すすぎ・保存までできるという便利さだが、便利さの裏には必ず落とし穴がある。MPSの場合、保存液成分の危険性だ。

 コンタクトレンズ保存液は目に触れるものなので、配合されている成分には十分すぎるほどの注意が必要だ。とくに気をつける成分は、洗浄成分やうるおい成分として使用されている合成界面活性剤だ。製品の成分表示では界面活性剤(ポロキサミン)などと記載されているので、よく表示を見て購入すべきだ。

 また、エデト酸塩も警戒すべきだ。キレート剤(金属イオン封鎖剤)として、製品の酸化を抑える目的で使われているが、生物体内で分解されない極めて毒性が強い成分だ。

 『化学物質の安全性・危険性』(堀口博・著)という専門書には、カルシウム不足、一時的な血圧降下、腎臓障害を起すと指摘されている。

 目に直接触れる成分なので、相当に薄めて配合されているが、避けたほうが無難なのは間違いない。とくに化学物質過敏症の人は、ごく微量でも眼球の発赤などを生じる恐れがあるので、これらの成分が配合されている製品の使用は止めるべきだ。

郡司和夫(ぐんじ・かずお)

フリージャーナリスト。1949年、東京都生れ。法政大学卒。食品汚染、環境問題の一線に立ち、雑誌の特集記事を中心に執筆活動を行っている。主な著書に『「赤ちゃん」が危ない』(情報センター出版局)、『食品のカラクリ』(宝島社)、『これを食べてはいけない』(三笠書房)、『生活用品の危険度調べました』(三才ブックス)、『シックハウス症候群』(東洋経済新報社)、『体をこわす添加物から身を守る本』(三笠書房・知的生き方文庫)など多数。

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