「玉の輿」的な結婚や再婚は“レア中のレア”
ちなみに “本場”アメリカでは2014年、一般大衆が考えるトロフィー・ワイフ像は勘違いであるという報告がされている。
ノートルダム大学とインディアナ大学が共同で約1500組のカップルを調査したところ、成功した男性と女性を結びつける決定的な要素は「女性の見た目」ではなく「類似」だということがわかった。
平たく言えば、容姿のいい男性は容姿のいい女性を選び、成功している夫の妻もまた成功しているということだ。
金持ちだがさえない中年男性を、若さと美貌を武器に仕留めるようないわゆる「玉の輿」的な結婚や再婚は、単に世間の関心を集めやすいだけで、実はレア中のレアらしい。
新世代トロフィー・ワイフは高学歴・高所得で社会的に成功した女性
また、2004年に心理学系雑誌『Psychology Today』のサイトに掲載された「新たなトロフィー・ワイフ」という記事は、人々の結婚観の歴史的変化を指摘している。
今の男性は、夫だけが家計を支え意思決定をするという価値観に囚われていない。ともに家計を担う、高学歴・高所得で社会的に成功した女性をトロフィー・ワイフと考えるようになっていると指摘する。
たとえば、ビル・ゲイツ夫人として財団経営を担うメリンダ氏、グーグル創業者サーゲイ・ブリン氏の妻で自らもベンチャー起業家であるアン・ウォイッキ氏など、自らの知性や行動力で世界を動かす妻たち。
彼女たちこそ、社会的成功を収めた夫が誇りに思う、新世代トロフィー・ワイフであるという。
超売れっ子タレントであるベッキーさんも、本来は現代版トロフィー・ワイフの資質を持っていたはずだ。しかし、不倫の代償はあまりにも大きく、多くの仕事を失う最悪の展開となってしまった。
ここから、誰もが認める成功者カップルにのし上がるのは並大抵のことではない。こらからは、渦中のふたりの絆と才能が試されるだろう。
(文=編集部)