深呼吸、仮眠、休息でリフレッシュ!
このように、あくび(欠伸)が止まらない原因と考えられる病気は少なくない。だが、あまり神経質になって心配する必要がない時もある。
たとえば、眠気、退屈感。眠い時と退屈な時は、脳の働きが低下しているので、脳の働きを活発にするために出る。また、ストレスなどで緊張している時は、交感神経が優位になるが、緊張をほぐす副交感神経が働くと、自律神経のバランスを保つためにあくび(欠伸)が出る。このような時は、ゆっくりと深呼吸して、血行を促そう。10分程度の仮眠や休憩を取ってリフレッシュすれば、あくび(欠伸)は解消する。
ちなみに、両耳のちょうど延長線上、頭の脳天にあるツボ、百会(ひゃくえ)や、うなじの髪の生え際にあるツボ、風池(ふうち)を押せば、脳内の血流がよくなる。試してみよう。
あくび(欠伸)は、ホメオスタシス(恒常性)を保とうとする人間の自然な生理現象だ。あくびが異常な頻度で出たり、心身の不調が続くなら、医師の診断を必ず受けてほしい。
(文=編集部)