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トレンディエンジェルのM-1優勝で、日本に新たなハゲ文化の夜明けが来る!

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 トレンディエンジェルの2人は、加齢による脱毛症と思われる。加齢には個人差がある。この二人の毛根細胞は、一般的な男性よりも、早く老化した、あるいは、男性ホルモンが一般よりも多く毛根細胞に作用し、脱毛が促進したものと考えていいだろう。

 映像で見る限り、どちらも男性型脱毛症のO型タイプのハゲ。側頭部と後頭部は、男性ホルモンの影響を受けやすい細胞が少ないため、それ以外の箇所の髪が細く、薄くなるためにMやU、O型に進行するのだ。 

 ハゲについては治療法よもり、メンタルの影響が大きいことが知られている。若くして脱毛症になると、多くの場合、容姿に自信がもてなくなり、引っ込み思案になってしまうのだ。
 
 この二人の漫才をみていて、気づくことがいくつかある。
 第一に、ふたりとも、ハゲによる羞恥心や、社会恐怖の感覚がなくなっていること。あるのかもしれないが、仕事中はそれをまったく感じさせない。プロである。
 
 これは新しいセンスの芸能人の登場だと言える。日本の禿頭文化は特殊である。現代日本男性のハゲに関する研究書を読むと明らかな事実として、ハゲを隠す、という隠蔽文化がある。街を歩けばわかるが、日本の男性の多くは、ハゲ頭を露出して、生きることをしていない。立派なハゲ頭の人と出会うことがまったくといっていいほどない。立派なハゲが不在の、ハゲ文化不毛の国なのである。
 
 ではハゲの人はどこにいるのか? テレビコマーシャルで見るように、大手かつらメーカーのつくるかつらを着用しているか、植毛や発毛ビジネスの顧客になってしまっている。ハゲは隠す、隠さなければならない、という強迫観念にとらわれている日本人が大半なのである。
 
 日本ではブルース・ウィルスのようなハゲのスターが現れない、そういうハゲを賛美する文化がないのである。
 
 そういうハゲ隠蔽文化のなかで、元気なハゲのコンビが、ハゲネタで自分自身を笑いのネタにしながら、人気者になっていく。これは、社会的な弱者になって、つねにからかいの対象になることにおびえている、日本ハゲ男子にとっては、カルチャーショックであろう。勇気をもらっているハゲ男子は多い。ハゲの世界のブレークスルーだ。
 がんばれ、トレンディエンジェル!!
(文=編集部)

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