脳卒中の発病リスクが高い職種が判明! 医師と看護師では、どちらが危ない?

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 この研究を行ったHuang氏は、「ストレスの多い仕事に就いている人は、特に女性で脳卒中の発症リスクが上がることが明らかになった。これらの仕事のストレスは、喫煙や運動不足、質の低い食習慣などの、不健康な生活スタイルを促している可能性がある」と述べたうえで、「ストレスの多い仕事に就く労働者に対し、効果的な生活習慣改善を指導するとともに、できるだけ仕事の裁量と自由度を増やし、ストレスレベルを下げる介入が必要となるだろう」と指摘している。

 医師や教師など、傍目からみるといかにも責任の重い職業が、脳卒中のリスク上昇に関連していなかったことを意外に思う人もいるだろう。やはり自分で物事を決められる裁量度は「やりがい」を感じるうえで重要だし、「やりがい」は働く者にとって欠かせないファクターなのだ。

 ストレスの許容範囲は人それぞれかもしれない。職場環境に負うところも大きいため、特定の職業の人が必ずしも病気になりやすいとは言えない。ただ、このような知見をもとに、企業が労働者へのケアを行うのは必要なことだ。また、仕事をする側も自分のストレスを自覚し、問題をひとりで抱え込まず、周囲にサポートを求める姿勢が大事だろう。
(文=編集部)

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