男子トイレに女装した人がいても驚くな! あなたの隣にいる"LGBT"

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20人に1人はLGBT!? Yayimages/PIXTA(ピクスタ)

 4月25~26日、東京・代々木公園でセクシャル・マイノリティが差別や偏見から解き放たれ、普通に生きていける社会の実現を目指すイベント「東京レインボープライド2015」tokyorainbowpride.comが開催される。「LGBT」を広く社会に広め、「"生"と"性"の多様性」を祝福する場(主催者)ということだ。

 このイベントには、野外音楽堂で著名人のトークショー、音楽やダンスのパフォーマンスが行われ、関係団体・企業・各国大使館のブース、飲食やケータリングなど多数が出展する。

 26日はフロートと呼ばれるカラフルな山車を先導に、渋谷、原宿界隈を音楽に合わせてパレードし、アピールするとのこと。LGBT当事者ではなくとも、参加したくなるようなワクワクするお祭りだ。

20人に1人はいる!? LGBT

 最近よく耳にするようになった「LGBT」は、セクシャル・マイノリティ当事者が、自らのことをポジティブに語る言葉として、欧米で使われてきた。L=レズビアン、G=ゲイ、B=バイセクシュアル、T=トランスジェンダーの頭文字を取った言葉だ。

 電通総研の「LBGT調査」(2012年)によると、LGBTの出現率は5,2%。つまり、20人に1人はLGBTで、40人クラスなら2人いるという割合だ。

 体の性と心の性が一致しない人は、中学への進学を機に制服を着なくてはならなくなった時、「オレ、毎日女装かよ」と絶望的な気分になったそうだ。また、女性っぽい仕草をする男子は、いじめの標的になることも少なくない。

 そのため、ありのままの姿を隠さざるを得なかった人は多く、自分を肯定できない、肯定してもらえないことから自傷行為や自殺未遂にまで発展する場合もあるという。TVの向こうでオネエ言葉を話して活躍中のあの人も、カミングアウトするまでに多くの葛藤があったに違いない。

LGBTは渋谷区以外でも市民権を得られるか?

 では、LGBTの人から「生きづらさ」を取り除くためにできることは何だろうか?

 まずは、偏見をなくすことだろう。なにもレズビアンの人全員が女性にギラギラした目を向けるわけではないし、ゲイの人が四六時中男を求めているはずはないのだ。

 皆、普通に生活している。電車やバスで、レストランで、街を歩いている時、職場のデスクで、すぐ隣にいる人がLGBTである可能性のあることを理解したい。

 この4月から、20歳以上の同性カップルを「結婚に相当する関係」とし、「パートナーシップ証明書」を発行している渋谷区。法的効力はないものの、セクシャル・マイノリティに対し、アパートへの入居や病院での面会を「家族でないから」と断るなど差別的な対応をすると、事業社名を公表され区から是正勧告を受けることになる。

 厳しすぎる、少子化が加速するのでは、などという反対意見も根強いが、全国初となるこの「パートナーシップ条例」によって、胸を張って生きられる人が少しでも増えればなによりだ。

 また、大阪市淀川区では、2014年7月から15年3月まで、意見交換会や啓発活動、電話相談、コミュニティスペースの開放などのLBGT支援事業を行い、今年度も事業継続が決まった。

 行政はもちろん、公共交通機関、百貨店や外食産業などが次に打つ手はトイレ問題ではないだろうか。立ちションに憧れてきたレズビアン、逆に個室でないと用を足せないゲイもいる。トイレを使う際に、どちらに入るべきか迷うトランスジェンダーもいるという。だれもが困らずに入れるトイレを作れば、LBGTからのポイントは高くなるはず! 更衣室のあるスポーツクラブなども同じだ。

 「多目的トイレ」を使っているLGBTの人もいるようだが、もし男性トイレに女性(っぽい人)がいても驚かないでほしい。しかし、女性トイレにいかつい男性(っぽい人)が入ってきたら、騒ぎにはなってしまうだろうが。
(文=編集部)

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