世界初!3Dプリンターで作る人工骨のイノベーション!欠損した骨が再生できる!

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理化学研究所でも先進的な人工骨の取り組み

一方、理化学研究所は、2018年4月14日付けのプレスリリースで、同研究所(理研)光量子工学研究センター画像情報処理研究チーム(大山慎太郎客員研究員ほか)と株式会社リコー(渡邉政樹スペシャリスト)の共同研究グループが、3Dプリンターによって骨の欠損部の形状を0.1mm単位の高精度で再現し、高い強度と骨置換性を持つ人工骨を製造する新手法を開発したと発表した。人工骨は、骨疾患の早期治療や患者の生活の質(QOL)向上に役立つと期待される。
 
 共同研究グループによれば、人工骨は、BJ(Binder Jetting)方式をベースに、α-リン酸三カルシウムの粉末とエチドロン酸などの新しい凝固インクを用いた粉末積層装置を活用した人工骨の3次元造形手法だ。3Dプリントしてすぐに使え、高強度で高い骨置換性を持つ3次元造形人工骨を造形できるのが最大のメリットだ。

 共同研究グループは、培養環境下で培養細胞の増殖率と動物への移植組織の変化を観察し、作製した人工骨の生体適合性を解析した。

 その結果、培養細胞の増殖率は良好で、移植組織は骨組織に速やかに入れ替わり、骨本来が持つリモデリング機能を阻害せず、安全性・融合性が高い人工骨を再生できた。つまり、人工骨は、ヒトの骨のように元の骨に癒着・同化し、イキイキと新たな骨代謝を始めたのだ。
 
今後も、人工骨をめぐるさまざまな研究から目が離せない。
(文=編集部)

※この記事は8月23日に掲載したものですが、人工骨(CT-Bone)に関し、理化学研究所と株式会社リコーが開発・販売しているとの誤った表記になっていました。ご指摘を受け、改めて修正原稿として再度アップしたものです。関係者の皆様には多大なるご迷惑をおかけましましたこと深くお詫びいたします。

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