シリーズ「本能で楽しむ医療ドラマ主義宣言!」 第21回

二宮和也主演『ブラックペアン』第9話 ロボットの利点を使いこなす離れ技

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
二宮和也主演『ブラックペアン』第9話 ロボットの利点を使いこなす離れ技の画像1写真はインテュイティブサージカル合同会社HPより

 前回、佐伯教授(内野聖陽)から<邪魔返し>をされた渡海先生(二宮和也)。番組としては視聴率がぐっと上がったそうで、やはり手術が難航し天才外科医が登場し危機を救うという水戸黄門的なお決まりのパターンが受けているのでは?とのこと。

 手厳しい私の周りでは、もはやこのドラマ、高階先生(小泉孝太郎)の人間としての成長ドラマでは?なんて意見も!
確かに、第8回までに一番成長しているのは彼かも(笑)。

胸をえぐる言葉「それでもあなたは医者か!」

 高階先生が、西崎教授(市川猿之助)にやっと食って掛かってくれましたね!「それでもあなたは医者か!」は深い言葉でした。居場所のなくなった高階に、黒崎准教授が佐伯教授の命を助けてほしいと頭を下げたシーンはグッときました。西崎教授とは違って佐伯教授は医局員に愛されていますね~。

 さて、残るところあと2回。心臓に残されたブラックペアンや「イイヌマタツジ」の謎が今回明らかにされました。胸部のペアンは置忘れでしたね。でも、どうも最終回で大どんでん返しもありそうな予感をさせる終わり方でした!あんな終わり方されたら、最終回は絶対見ざるを得えません。

 佐伯教授は左冠動脈肺動脈起始症+僧帽弁閉鎖不全症でした。倒れたのはやはり狭心症。ただ、通常は左冠動脈が大動脈から起始(きし)するところ、肺動脈から起始している先天性であり比較的まれな疾患です。

「動脈を流れる血液・静脈を流れる血液」と「動脈血・静脈血」は必ずしも同じものではありません。血液中の酸素が多いか少ないかで動脈血か静脈血かが決まります。

 大動脈は酸素が豊富な血が流れていますが、肺動脈はいわゆる静脈血で酸素濃度が低い血が流れているので、肺動脈起始症では心臓が虚血になりやすい疾患ということになります。そこがさらに詰まってしまったので緊急オペになったということです。

 そして、僧帽弁閉鎖不全に対してはまさかのスナイプではなくカエサルでした!さらに、ロボットオペの利点、遠隔操作を用いてのお決まりのニノの救済オペの開始となりました(拍手)!

睡眠障害治療の新たな幕開け!個人に必要な睡眠の「量」と「質」を決める遺伝子を探せ
インタビュー「睡眠障害治療の最前線」後編:筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構・佐藤誠教授

前編『『人間の「脳」は7時間程度の睡眠が必要! 本当のショートスリーパーは100人に1人程度!?』』

ひとくちに睡眠障害といっても、さまざまな症状がある。1990年代後半から脳内に眠気を誘う「睡眠物質」を探す研究にスポットライトが当たり、2018年からは睡眠の質と量を決める遺伝子の解析も進められている。今回は睡眠障害について、筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構の佐藤誠教授に話しを聞いた。

Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

医療法人社団 三喜会 理事長、鶴巻温泉病院院長。…

鈴木龍太

フリージャーナリスト。1949年、東京都生れ。法…

郡司和夫

小笠原記念札幌病院腎臓内科。日本中毒学会認定クリ…

横山隆