本能で楽しむ医療ドラマ主義宣言! 第2回

『アンナチュラル』を検証!一酸化炭素中毒死と凍死の見分け方とは

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
『アンナチュラル』を検証!一酸化炭素中毒死と凍死の見分け方とはの画像1

リアルな法医解剖医の世界はどんな?(depositphotos.com)

 海外医療ドラマと比べるとどうしてもこじんまりとまとまりがちな日本の医療ドラマ。普通のドラマはそうでもないのにどうして医療ドラマはこんなに差があるのかしら?と思いつつ、初回の平均視聴率が12.7%と好調だったらしい『アンナチュラル』に興味を引かれつつ本日もオンタイムで見ています。

 俳優たちが美しすぎるからなのか? 石原さとみちゃんが計算されたように髪の毛をひとまとめにして仕事に臨む……。

 白衣もシミひとつなく、手術用のグローブももちろん使いまわしなんてされている気配もなく、画面からは現場特有の匂いがまったく漂わない。すべてがきれいすぎるのではないか?イマイチ臨場感が伝わらない。

 法医解剖医が絶望的に不足し、解剖が追い付いていない日本の現状を考えたら、もう少し俳優たちが、多忙な仕事での疲弊や焦燥感などの雰囲気をかもし出せないもんかなあ~、と今回は少々批判的。

極端に少ない法医学の道に進む医師

 そして劇中では、肉好きと思われる法医解剖医のミコト(石原さとみ)が一家練炭心中事件の謎を解いていく。ミコトの過去が見えてきましたね。やはり法医解剖医になる医師は影がありそう……とういことでしょうか?

 医師同士でも法医学の道に進む医師は『へ~、法医学に進むんだ~!』的な印象は確かにあり、私の同級生にはゼロ(解剖学の道に進んだ同級生が一名)という事を考えるとそれだけで、法医学に進んだ理由は聞いてみたくはなりますよね。

 あるいはjoy(女医)は医療系の家柄が多い事実もあり、女性が医師になるにはいちいち理由が必要?ミコトも同じくいわゆる『恋のうまくいかない(結婚率の低い)joy』だし、訳あり設定なのでしょうか。

 そして今回は検視と関係性の深い警察官も登場!行政と医療は常にジレンマがあるものですが、法医解剖の現場でも、法律で誰が解剖の費用を持つかも決められていないそうだし、現場では設備の問題やお上との問題できっと腹が煮えかえることが多いんだろうなあ~とも想像させる場面もあったところが憎い!

 ちなみに犯罪の疑いがあるような「変死体」は「司法検視」が行われ、必要に応じて司法解剖が行われます。また明かに犯罪による犯罪死体も「司法解剖」の対象になります。一方、非犯罪死体は「行政解剖(死体見分)」が行われます。

 将来の日本の法医学の理想形である「不自然死究明研究所(UDIラボ)」がどんな組織でどのへんまでカバーするのかはちょっと不明。その辺少しややこしいですね。

 臨床医である私にしても、地域性や国の医療制度などにしばられ、わかっていてもできない医療行為などにジレンマを感じ、我慢しながら日々抜け穴を探しているくらいですから、『国民の権利を守るための医学』である法医学を専門にしていたらもっと大変そう……。

外反母趾や足裏のつらい痛みに「ゆったり靴」はNG!自分の足の個性に合う靴選びを
インタビュー「インソールで健康増進&機能アップ」第2回 日本フットケアサービス㈱代表取締役社長 大平吉夫

足の形は普段履いている靴や生活習慣の影響を受けるが、顔と同じように、生まれつき決まっている部分も大きい。一人ひとりで異なる足の個性に合わせて靴を選び、インソール(靴の中敷き)を使うことで、日常生活を支障なく過ごせるだけでなく、自分の能力を最大限に発揮させることができそうだ。人の目にさらされる機会がほとんどない、地味な存在のインソールだが、実に多様な機能を発揮しているようだ。義肢装具士の大平吉夫さんに詳しく聞いた。
第1回「インソールで体調が改善、疲れにくく生活が楽になる!運動も楽しめる!」

Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

神戸市垂水区 名谷病院 内科勤務。1987年 産…

吉田尚弘

精神保健福祉士。フリージャーナリスト。1977年…

里中高志

近畿大学理工学部生命科学科ゲノム情報神経学准教授…

西郷和真