「奇跡の40代」のロングヘアは色とスタイリングが秘訣(depositphotos.com)
無理な若作りをせず、でも大人になっても可愛らしさを失わない。そんな「奇跡の40代」と呼ばれる有名人が人気。代表格は石田ゆり子さん。
カラーレスなメイク、軽やかで清潔感溢れるボブヘアなど、大人女子が失敗しがちな「手を加えています感」を一切感じさせないナチュラルさが、好感の持てる理由といえるでしょう。
これは「奇跡の40代」と称賛される人たちに共通した特徴。永作博美さん、吉田洋さんも決して飾り過ぎず、常にスッピンが想像できるナチュラル感を守っています。
以前、「奇跡の40代」を目指す「メイク編」についてお伝えしました。
*「奇跡の40代」の秘訣は「派手さ」より「癒し感」のナチュラルメイク http://healthpress.jp/2017/12/post-3424.html
今回は「ヘアスタイル編」。35歳を過ぎた頃から「おばさん化」する人と「きれいを昇華」させる人の最たる違いは、ずばり「髪」です。ヘアスタイルがイタいと、一気に生活感が出てしまいます。
その反面、<大人女子>の美髪ルールを押さえておけば、「奇跡の40代」に一歩近づくことができるはず。今回は、40代における美髪成功ポイントをまとめました。
気を配るべき<白髪カバー>大人こそサロンで染めるべし!
アラフォーでは、まだ髪全体の5~10%未満しか白髪が生えていないケースがほとんどだと思います。でも、髪を掻き上げたときに見える内側の白髪や、トップの根元に出現した白髪は、他人の目にもしっかり映りやすく、これだけで一気に老けた印象に……。
白髪は年齢とともに確実に増えていきます。だから、ついついホームケアでお安くカバーしたいと考えがちですが、ここは少々高くついてもサロンカラーがおすすめです。
サロンの場合は、その人の髪の状態、白髪の生え方、ヘアスタイルなどを考慮して、多くの薬剤から選択するほか、色の入れ方も毛束を細かく分けて、できる限りダメージを軽減するテクニックを用いています。
でも、自分で行うと基本的にはベタ塗りに……。これでは頭皮にも薬剤がついてしまうため、土壌である頭皮ダメ―ジも起こりがちになってしまいます。また、ダメージの多い毛先部分にも染料が多く入ってしまい、よりパサパサになることも。
40歳になったらカラーはサロンで。これだけで、3年後の髪に確実に違いがでます。
明るすぎる色味はまさに「おば髪」~8トーンを守りツヤ感を
20代の女子が好む明るめのカラーは、大人がそのまま真似してもオシャレな印象になりません。
ハイトーンは髪色そのものに引き締める力がない分、内側にある顔、とりわけ肌の状態が目立ってしまいます。そのため、大人肌の悩みであるシワやくすみ、たるみを目立たせ、また髪のパサつきも悪目立ちしてしまいます。
一方、いつまでも魅力的な<大人女子>は、一様に髪色が控えめだと思いませんか? 必要なのはツヤ感です。メイク編でもお伝えしましたが、リップやアイカラーより、肌の艶を仕込むことが重要。当然、髪も色より質感が大事なのです。
日本人本来の髪色は、だいたい4トーンに分けられます。カラーをするなら、最も肌がきれいに見える8トーン程度の自然な明るさで、ブルーヴァイオレットを配合したブラウンをチョイスすると、深みとツヤが手に入ります。
この色味は、肌に対してハレーション効果があるため、くすみ肌に透明感を演出してくれるメリットもあります。
ブラックカラー派の場合、ダメージは目立ちにくいものの、デザインに軽やかさがないと古臭い印象に……。適度にレイヤーを入れて空気感を出すだけで、今っぽい抜け感が生まれ、大人のおしゃれを演出できます。