ヒートショックに要注意!温度落差対策で脳卒中・心筋梗塞を防ぐ服選びのポイント

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体へのダメージを軽減するためには、衣服内の空気が大事

 加えて、頻繁に起こる温度落差は自律神経に負担をかける。自律神経とは、意志とは無関係に血圧や血流など体の働きをコントロールしている。環境温に合わせて自律神経は血圧などを調整し、体温をできるだけ一定に保つように働いているので、環境温の変化が激しければ自律神経は酷使されるのだ。その結果として、疲労感や肩こり、便秘・下痢が引き起こされることもある。

 温度落差による体へのダメージを軽減するためには、衣服内の空気が大事だと日本女子大学家政学部被服学科の多屋淑子教授は指摘している(出典:株式会社ユニクロのプレスリリースより)。衣服内にたっぷりと空気が含まれることで、環境温の変化の影響を受けにくくなるのだ。

 多屋教授がフリース・ニット・スウェットパーカーで比較実験を行ったところ、女性が温かい環境から寒い環境へ移動したときに皮膚温変化が最も低かったのはフリースだった。コートやジャケットの下にフリースを着用することで、高い保温力が発揮されると期待できる。

 「血圧変化は年配の方だけの問題ではありません。現代社会では、生活習慣の乱れによって年齢以上に血管が老化している若者も多く、老若男女を問わず注意が必要であると言えます」と前田教授は語る。

 ユニクロと東レ株式会社が共同で開発したインナー「ヒートテック」が登場したのが2003年。その後さまざまな機能を加えながら進化を続けている。

 寒い冬を健康に過ごすために、おしゃれだけでなく温度落差にも気を配った服選びがお勧めだ。
(文=編集部)

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