外出して家に帰ったら「うがい」「手洗い」「足洗い」
それはさておき、秋になってサンダルからブーツへと履物が代わることで、水虫に感染しやすくなる一方で、水虫の活動は夏に比べて不活発化するので、水虫治療には秋はもってこいの季節だといった。
では、具体的に、どうやって防ぎ治せばいいのだろう?
まず、お気に入りの一足だけを毎日履くのはやめよう。できたら、3足ほどの靴を、毎日履き替えることで、靴の中がしっかり乾燥するようにしたい。靴の中に乾燥剤を入れるのもいい。
裸足で靴を履くのも、止めたほうがいい。ストッキングだけで靴を履くのもだめで、吸水性の高い靴下をはくようにしたい。それもこれも、水虫に感染しやすい足の裏や足指の間を、水虫の好きな高温多湿の環境にしないためだ。
皆さんは、家に帰ったら、手を洗ってうがいをするのではないだろうか。さらに化粧を落として顔も洗うだろう。今日からは、それに加えて足の裏も石鹸で丁寧に洗ってほしい。足についた白癬菌を洗い流すためだ。
1日に1回、足の裏を洗うことで、水虫を予防することができる。もちろん、洗い終わったら、よく拭いて乾燥させよう。
もしも水虫になっているなら、洗った後で、薬を毎日塗る。そして、かゆみが消えても、3カ月間は薬を塗り続ける。皮膚の奥深いところに白癬菌を残さないためだ。再発させないためだ。
今年の秋からは、水虫と無縁の毎日を過ごそう。
(文=編集部)