ヘアドネーションで貢献! 医療用ウィッグに柴咲コウ、水野美紀、ベッキーも参加

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柴咲コウさんも水野美紀さんもベッキーさんもヘアドネーションで社会貢献

 NHK大河ドラマ第56作『おんな城主 直虎』に出演中の柴咲コウ、役の上での黒髪が印象的だが、実は柴咲さんは、2015年12月17日、50cmもの黒髪をバッサリ切り、金髪ショートの写真を自身のInstagramで公開。ファンの反響や驚きは大きかったが、11月25日に椎名林檎さんが楽曲を提供した新曲「野性の同盟」の発売が理由と取り沙汰された。

 ところが、柴咲さんは、髪の毛を寄付するヘアドネーションに参加していたのだ。

 NPO法人のJapan Hair Donation & Charityは、小児がんや白血病の放射線治療で脱毛したり、不慮の事故で髪の毛を失った18歳以下の子供に医療用ウィッグ「Onewig」をプレゼントする寄付(ヘアドネーション)を募っている。

 Japan Hair Donation & Charityによると、1人分のウィッグを作るのに20~30人分の髪の毛が必要だ。極端なダメージがなければ、くせっ毛や白髪でも受け付けている。

 ウィッグに必要な髪の毛の長さは12インチ(30.48cm)だが、髪の毛の長さが足りない人でもOK。ウィッグの製作費はおよそ10万円。女優の水野美紀さんや、歌手のベッキーさんもヘアドネーションに参加している。

 自分の髪の毛を寄付したい人や関心がある人は「Japan Hair Donation & Charity.」サイトにアクセスしてほしい。寄付は、賛同している全国の美容室でもできる。

 一房の髪が誰かの笑顔になるんですね/寄付する気持ち、素晴らしい/自分も切る時は寄付したい/友達も寄付するために伸ばし中/コウさんのような有名人が寄付すれば、もっと知ってもらえるはずなど、TwitterやInstagramでは大反響が起きた。

 柴咲さんは「小さい子どもが髪を失うと深く傷つくので、協力したかった。ヘアドネーションに参加するだけで、誰かの役に立てて嬉しい」と話した。

 ヘアドネーションの輪は、沖縄にも広がっている。沖縄市泡瀬の渡慶次花梨さん(12)と母の直美さん(44)は、市内の美容室で一緒に「断髪式」に臨み、ヘアドネーションに参加。花梨さんは生まれてから一度も髪の毛を切ったことがなく、12年間も伸ばした150cmの髪を惜しげもなくバッサリ。直美さんも膝元まであった長い髪をバッサリ。花梨さんは「頭が軽くなった。役に立てて嬉しい」と笑った(「沖縄タイムス」2017年4月21日)。

 柴咲さんの黒髪は、今は見られない。だが、歯切れのいいセリフ、キリリとした表情、小気味よい立ち姿を見ていると、ヘアドネーションに引き寄せられた柴咲さんの心意気が伝わってくる。
(文=編集部)

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