気がつかない家庭の悪臭で子どもの集中力が10%以上も低下している

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ニオイは光や音以上に集中力に影響する

 古賀氏は「ニオイは、視覚・聴覚より動物的な感覚です。というのも<瞬時に危険の有無>を判断するための感覚だからです。それだけ本能に近い感覚だからこそ、ニオイは人の“情緒、またそれに関連した認知能力・集中力” に影響を及ぼします。その影響力は光や音などよりも大きいのです」とう。

 さらに「普段ご家庭の中で生活をしていると、生活臭があっても鼻が慣れてしまうため、ニオイを意識しなくなります。鼻が慣れるというのは、嗅覚がそのニオイに身の危険を感じないというものです。一度注意する必要がないと脳が判断すると、人はそれに対して的確な行動をとらなくなります。 しかし、身の危険がなく、本人が意識しないニオイであっても嗅覚は確実に 反応し、ニオイを認知し続けている脳にマイナスの影響を与えている可能性があります。 そこで、勉強部屋やリビングなど「子どもが勉強する場所」の不快なニオイを取り除くことによって、子どもの脳によい影響を与えれば、勉強のパフォーマンスが 高まることが可能であると考えられます。」 (同)

 こうした研究を受けて、神奈川県を中心に首都圏で掃除サービスを提供する有限会社レインボウ・クルーは、新学期に合わせ、臭気判定士と掃除のプロがコラボしてニオイを除去する「子どもの勉強応援掃除サービス」を、2017年3月1日(水)~4月30日(日)の2カ月間の期間限定で、首都圏で提供している。

 国家資格である臭気判定士とともに、家庭を訪問し、カーペット、ソファー、カーテンなど面積の大きい布製品を中心に、子どもが勉強する場所(子供部屋、リビング等)の、ニオイの発生源を調査・除去するという。

 掃除だけで子どもの集中力がどこまで上がるか興味のある方は試してみてもいいかもしれない。ゲームに対する集中力などもあがってしまう可能性もあるかもしれないが……。
(文=編集部)

眠れなければ、あえて「寝床から出ろ!」~ 良い睡眠を生む<起きている時間の過ごし方>
インタビュー「ビジネスパーソンのための睡眠学」第3回 働安全衛生総合研究所・産業疫学研究グループ部長:高橋正也氏

第1回「ビジネスパーソンのための睡眠学〜『4時間でも、ぐっすり眠れば大丈夫』は都市伝説」
第2回「すべての不眠に睡眠薬が効くわけではない~寝付けなければ『睡眠日記』で原因を探れ!」
第3回「眠れなければ、あえて『寝床から出ろ!』~ 良い睡眠を生む<起きている時間の過ごし方>」
勤務時間もプライベートも、パフォーマンスを高く保つために欠かせないのは、なんといっても健全な睡眠である。しかし、いまの日本には、睡眠時間を確保できなかったり、うまく眠れない人があまりにも多すぎる。ビジネスパーソンが正しく睡眠を取るためにはどうすればいいのか?労働安全衛生総合研究所で睡眠を専門に研究する産業疫学研究グループ部長の高橋正也氏に聞いた。

日本中毒学会評議員(同学会クリニカルトキシコロジ…

横山隆

シカゴ大学医学部内科・外科教授兼個別化医療センタ…

中村祐輔

藤田保健衛生大学医学部第一病理学教授。慶應義塾大…

堤寛