なぜ日本人は初詣が好きなのか?最新の脳神経科学が解明した 運命論か自由意志論かの大論争!

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どうして初詣をするの?(shutterstock.com)

大晦日、年越しそばを頂くと、紅白や裏番組に騒ぎつつカウントダウンを楽しむ。やがて除夜の鐘を聴きおさめると、年が明ける。さあ初詣!と神社や寺院に急ぐ人たちが闇夜に足しげく往来する。

一年の感謝を捧げ、新年の無事・平安を祈願するためだろうが、よくよく考えると不思議な習わしだ。付和雷同的な同調行動にも見える。なぜ日本人は初詣が好きなのだろう?
 
 人間の意識・心理・行動に関わる科学的な知見は少なくないが、人間は2種類あるとする主張や論争がある。人間の運命は決まっているため、変えられないとする運命論者と、意思や行動によって変えられるとする自由意志論者だ。もちろん、どちらにも与(くみ)しない中間派も、両立派もあるが、運命論と自由意志論の2軸で考えよう。

 運命論は、世の中の出来事はすべて、運命の女神があらかじめそうなるように定めているので、人間の努力や意思では易々と動かないとする。イスラームのアラー信仰は重い運命論だが、救世主の再来を期すキリスト教に運命論は馴染まない。

 自分の想い一つで人生は一変するとする因果応報の仏教はどうか。たとえば、親鸞は阿弥陀如来の力によって人々を浄土に往生せしめようと願い(他力本願)、悪人こそが阿弥陀如来の救いの慈悲を受けられる(悪人正機)と諭す。日蓮は一念三千を唱え、自分の念を変えれば、三千世界(百界×十如是×三世間)の生命が共鳴し、未来が一新すると説く。

 あなたは運命を信じる?自由意志を信じる?宿命に甘んじるにせよ、変身希うにせよ、いずれにしても、日本人は初詣にそそくさと向う。なぜだろう?

人類進化の起爆剤は快楽という名の美酒。快楽こそが進化の生き証人!

 時間は20万年前に遡る。現世人類のホモ・サピエンスは、およそ20万年もの時空を超えて進化を遂げ、その社会性や共存性の優性形質をヒトゲノムに潜ませ、ニューロンとドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンなどの脳内化学物質を巧みに組み込んだ。なぜこのような奇跡が起きたのだろう?

 こう考えよう。ホモ・サピエンスは他の古人類を淘汰しながら進化して来た。進化の起爆剤は快楽という名の美酒であった。ゆえに快楽を求めるのが人間である。

 快楽は進化の生き証だ。快楽こそが、疎外と孤立と苦痛を恐れ、協調と連帯と快感を好んだホモ・サピエンスが進化を遂げた根源的な根拠であり、サバイバルできた唯一の動機に他ならない。

 夏目漱石の『草枕』にこうある。「山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。 情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる」

 世知辛い世間への漱石の嘆きともアイロニーとも読める。快楽原則の視野で見る限り、漱石も理性の平衡感覚、感情のバランス、意思のオン・オフの効用に気づいていたのだろう。

 あたかも振子のように左右に揺れ動いて定まらない人生だが、強烈な快楽原則に振り回されないように、人間が獲得して来た知恵、それが知情意のバランス感覚なのだ。

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テストステロン(男性ホルモン)の存在に着眼し、AGA(男性型脱毛症)治療、男性皮膚治療、男性更年期、前立腺がんのサポート、男性不妊など、男性の外見や内面の健康に関わる様々な治療を独自の視点から行うメンズヘルスクリニック東京(東京・丸ノ内)の小林一広院長。第3回目は「男性妊活・男性力」について。
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