痩せたいあまりに間違った糖質制限
痩せたいあまりに<これまでの食事から糖質だけを抜く><糖質のない野菜中心のメニュー>というのは、実は栄養失調やカロリー不足を招く。
たとえば、バランスの良い食事の理想的目安に「1日30品目」というのがある。すべての栄養素を満遍なく摂ると考えればそうなるのだろうが、果たしてそういうメニューを現実的に続けることができるだろうか?多くの人が、栄養素の分類を覚えるだけでお手上げかもしれない。
できればラクしてやせたい方にお薦めなのが、これまで4000人超の患者のダイエットを成功させてきた「こくらクリニック」(沖縄県那覇市)院長の渡辺信幸医師が提唱する、30食ではなく「ひと口30回噛む」、MEC食の取り組みだ。
「意外かもしれませんが、肉や卵は多くのビタミン類を含んでいる。野菜を食べたければ、まずMEC食(肉:Meet、卵:Egg、チーズ:Cheese)をたっぷり食べて炭水化物を控え、必要な栄養素を摂取してからにすればいいんです」
糖質を抜いて野菜だけを食べていては、十分なカロリーも確保できない。渡辺医師が指導する1日当たりの食べる目安は、肉200g、卵3個、チーズ120g。これだけ食べても糖質は「ほぼゼロ」。美味しく味わいながら継続できそうだ。
(文=編集部)