モデル・マギーさんが回転寿司で「シャリ抜き」! <誤った糖質制限>は栄養失調を招く

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痩せたいあまりに間違った糖質制限

 痩せたいあまりに<これまでの食事から糖質だけを抜く><糖質のない野菜中心のメニュー>というのは、実は栄養失調やカロリー不足を招く。

 たとえば、バランスの良い食事の理想的目安に「1日30品目」というのがある。すべての栄養素を満遍なく摂ると考えればそうなるのだろうが、果たしてそういうメニューを現実的に続けることができるだろうか?多くの人が、栄養素の分類を覚えるだけでお手上げかもしれない。

 できればラクしてやせたい方にお薦めなのが、これまで4000人超の患者のダイエットを成功させてきた「こくらクリニック」(沖縄県那覇市)院長の渡辺信幸医師が提唱する、30食ではなく「ひと口30回噛む」、MEC食の取り組みだ。

 「意外かもしれませんが、肉や卵は多くのビタミン類を含んでいる。野菜を食べたければ、まずMEC食(肉:Meet、卵:Egg、チーズ:Cheese)をたっぷり食べて炭水化物を控え、必要な栄養素を摂取してからにすればいいんです」

 糖質を抜いて野菜だけを食べていては、十分なカロリーも確保できない。渡辺医師が指導する1日当たりの食べる目安は、肉200g、卵3個、チーズ120g。これだけ食べても糖質は「ほぼゼロ」。美味しく味わいながら継続できそうだ。
(文=編集部)

渡辺信幸(わたなべ・のぶゆき)

こくらクリニック院長。1963年生まれ。1991年、名古屋大医学部卒業後、医療法人沖縄徳州会中部徳洲会病院に入職。伊良部島診療所院長、宮古島、石垣島徳洲会病院、徳州会新都心クリニック院長を経て、2010年6月、徳州会こくらクリニック(那覇市)院長に(現職)。離島、救急医療の経験から、予防医療の重要性を説き、MEC食の啓発活動に至る。著書に『一生太らない体をつくる「噛むだけ」ダイエット』『日本人だからこそ「ご飯」を食べるな~肉・卵・チーズが健康長寿をつくる』『「野菜中心」をやめなさい~肉・卵・チーズのMEC食が健康をつくる』『肉食やせ! 肉、卵、チーズをたっぷり食べるMEC食レシピ111!』。テレビ出演『主治医が見つかる診療所』(テレビ東京)、『林修の今でしょ! 講座』(テレビ朝日)。全国で講演活動。自らがラジオ番組のパーソナリティーを務めるFMレキオ80.6MHz「なべちゃんのレキオでダイエット」も好評。

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