ランチの見直しで健康を取り戻せ
今回の研究では「接待漬け」の日々や、モニター前でバタバタと適当に摂る食事が、いかに血管にダメージをあたえるリスクが高じるか改めて明白になった。とはいえ、仕事の付き合いで、どうしても会食が避けられないビジネスパーソンもいるだろう。
だが、ランチなら自由度が高く、誰でも好きなものを選んで食べることができる。一日の食事のうち昼食の内容を改善するだけで、生活習慣病のリスクが短期間に下がるという、ビジネスマンを対象とした国内の研究データもある。
夜の接待や会食が多いという人は、ランチでは、以下のことに気をつけるといいだろう。
●おにぎりやパン、パスタなど、糖質が多く血糖値の上がりやすい単品メニューで済ませない。
●主菜や副菜など、なるべく4品目以上ある定食やセットメニューを選ぶ。
●ご飯は少なめにしてもらい、その分、小鉢などのサイドメニューを加える。
●和食、中華、イタリアンなどいろいろなジャンルの料理をローテーションする。
●主菜は肉・魚どちらかに偏らず日替わりで食べる。
●食事の順序は野菜や汁物から箸をつけ、その後、主菜を、最後にご飯やパンなどの糖質を食べる。
<できる>ビジネスパーソンや経営者は、食事を決しておろそかにはしないと言われる。「次の健康診断の結果が怖い」という人は、まずランチの改善に取り組んでみてはどうだろうか。
(文=編集部)