エコノミークラス症候群を防ぐ「貧乏ゆすり健康法」はマナーを守って意識的に

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「貧乏ゆすり」健康法はマナーを守って意識的に

 ただし、注意することが2点。第一に、下肢が他人から見えないようにすること。第二に、あくまでも意識的にやること。貧乏ゆすりの多くは、本人が自覚をせずにやってしまうことが多い。「貧乏ゆすりしてるよ、やめたほうがいいよ」と助言してくれるのは、家族か友人だけだろう。職場でそういう忠告をしてくれる人は少ない。

 「貧乏ゆすり」健康法をするためには、マナー違反をしているという自覚が必要なのだ。「貧乏ゆすり」を見た人は、それを健康法だとは思わないだろう。ストレスでいらいらしているみたいだから近づかないほうがいいかも、と判断されるかもしれない。

 下肢を動かすことで血流が促進される効果について、先のパディラ助教授は「座っているときに脚を動かしても、歩行や運動の代わりになるわけではない」と強調している。その通りだろう。

 椅子から立ちあがって屈伸をするだけで、下肢に滞っていた血液は流れ出し、体全体の健康状態はよくなっている。

 大切なことは、長時間じっとして歩行ができないことは健康リスクがあるという知識をもつこと。「貧乏ゆすり」は、血液の流れが悪い、体を動かして、というシグナルなのだ。
(文=編集部)

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医療法人社団 三喜会 理事長、鶴巻温泉病院院長。…

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フリージャーナリスト。1949年、東京都生れ。法…

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小笠原記念札幌病院腎臓内科。日本中毒学会認定クリ…

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