オヤジになったら運動より親友作りに汗を流せ
この研究から明確になった事実、それは「オヤジになったら運動より親友作りに汗を流せ」という教訓だ。
10年先、20年先、30年先も、健康体で生きられるのか? 急病で倒れないか? 元気に働けるのか? ちゃんと食べていけるのか? 家族を養えるのか? ひとり寂しく暮らすことにならないか? ……男なら、孤独への恐怖や未来への漠然とした不安に駆られる時が必ずある。
自分との対話が必要だ。人生や社会の自分の立ち位置はこれでいいのか? 自分に欠けているのは何か? やるべきことは何か? やり遂げるべき目標は何か? そう胸に問い質した時、今のままではいけない! もっと自分らしく生きなければ! そんな気づきも危機感も湧いてくるはずだ。
人間は、人格的成長を遂げたい、自分を高めたい、自分の可能性を信じたい、社会や人にもっと貢献したいというポジティブなDNAを持っている。そのような人格的成長のスイッチを押すきっかけを与えてくれるのは親友しかいない。
親友なら、取り立てて用事がなくても話し合える。グチを肴に酒も飲める。孤独感や不安感を乗り越える強力なエナジーに変換してくれる。打算も損得勘定もなく受け止めてくれる。雨が降れば傘を貸してくれる。弱った心を守ってくれる。生きる勇気も健康への活力も手助けしてくれる。
孤独を人生のリスクにしないために親友を大切にしよう!
(文=編集部)