ALS患者の人工呼吸器装着の是非〜映画『君がくれたグッドライフ』に見る安楽死・尊厳死の選択

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

安楽死・尊厳死の法案化は「生きる権利」を脅かす?

 病気の辛さから逃れるため、尊厳を守るために、安楽死や尊厳死を望む患者がいる。彼らが「死の権利」の法制化を求めることは当然のことだろう。

 反対に、生きる意思はあるのに、家族への負担を思うとなかなか言い出せず、呼吸器を付けずに亡くなる人もいるという。もし法制化が実現したとしても、患者が「生きる権利」を選択しづらくなるような状況があってはならない。

 ALSは、視覚、聴覚、意識、知能などが維持される病気であり、人工呼吸器装着後でも、ブログなどで生きているという実感や呼吸器への感謝を報告する人は少なくないのだ。

 この映画の主人公は、安楽死を選ぶことで、自分の希望する最期を迎えた。それでは、生き続けたいと望む患者は、どうしたら後ろめたさを感じずに生を選択できるのか?

 今の日本において、そうした患者や家族に少しでも「グッドライフ」をもたらすのは、やはり公的支援と人工呼吸器装着者受け入れ施設の充実に尽きるのだろう。

『君がくれたグッドライフ』
 2014年/ドイツ/95分/カラー/PG-12
 監督:クリスティアン・チューベルト
 出演:フロリアン・ダーヴィト・フィッツ、ユリア・コーシッツほか
 ©2014 Majestic Filmproduktion GmbH / ZDF
 公式サイト:goodlife-movie.com
 5月21日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかでロードショー

(文=編集部)

胃の不快感の多くは実は「機能性ディスペプシア」という病気
日本初の『胃弱外来』開設」後編:巣鴨駅前胃腸内科クリニック・神谷雄介院長

前編『大病院を転々した末にたどり着く「胃弱外来」 初診から約1カ月で8割の患者の症状が改善』

胃痛やもたれ、むかつきなどの症状があっても、検査の結果異常がないと診断され悩みを抱える患者さんが少なくない。こうした胃の悩みを抱える人たちのために開設したのが胃弱外来。患者さんの多くは新しく認知された『機能性ディスペプシア』や『胃食道逆流炎症』などの疾患だ。その具体的な治療法について話を伺った。

Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

くにたち駅前眼科クリニック院長。1986年、東京…

高橋現一郎

近畿大学理工学部生命科学科ゲノム情報神経学准教授…

西郷和真

フィットネスアドバイザー。JT東京男子バレーボー…

村上勇