福山雅治さん主演の月9ドラマ『ラヴソング』~「見ておくべきドラマ」になるかもしれないワケ

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月9ドラマ『ラヴソング』は吃音の少女がヒロイン(写真はフジテレビの公式ホームページより)

 4月11日から始まった月9ドラマ『ラヴソング』(フジテレビ系列)。初回平均視聴率は10.6%と厳しいスタートだ。

 放送前からネット上では「駄作の予感」「ヒロイン役はバーターか?」「20歳差の恋愛物などキモイ」など批判的な意見が多数を占めた。さらに低視聴率でのスタートに「大爆死!」「福山、賞味期限切れ」という評価が踊った。

 だが一方で、ストーリー全体については「考えさせられるテーマ」「意外に奥が深くて面白い」という声もある。当初にイメージしていたありがちなラブストーリーものを壊す、吃音のヒロインという挑戦的な設定は意外だった。

 主演・福山雅治さんが演じるのは、元プロミュージシャンの臨床心理士・神代広平、シンガーソングライターの藤原さくらさん演じるヒロイン・佐野さくらは、吃音でスムーズに話すことができないという設定だ。

 佐野さくらの吃音は、かなり重い。勤めている自動車整備工場ではきちんと挨拶ができず、上司からは「直らないとクビ」だと言われている。同僚とのランチタイムでは会話にうまく入り込めない。

 飲食店に新人歓迎会の予約を電話でかけようとしても言葉が出てこないため、直接、店に行って予約する。ところが、同僚たちに簡単に他の店に変えられてしまい……。

 吃音という障害ゆえに人とうまく交わることのできない、コミュニケーション障害に悩むさくらの葛藤が、このドラマのテーマになっている。

 精神疾患の診断基準である「DSM−5」では、吃音は「小児期発症流暢症/小児期発症流暢障害」に分類される。

 「会話の正常な流暢性と時間的構成における困難」であり、「その障害は、話すことの不安、または効果的なコミュニケーション、社会参加、学業的または職業的遂行能力の制限のどれか1つ、またはその複数の組み合わせを引き起こす」。

 言葉をうまく発することができないということは、社会参加するうえでもハンデをかかえることになる。

吃音の人たちを支え続けてきた「言友会」

 周囲になかなか理解されづらい吃音の人たちを支えてきた中心的な存在のひとつが、このドラマの監修にも参加している「言友会」という自助団体だ。

 1966年に設立され、全国に30以上の加盟団体とおよそ1000人の会員を擁する言友会の中央連絡機関である「NPO法人全国言友会連絡協議会」。そのホームページでは、次のように解説している。

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 吃音(きつおん、Stuttering)とは、「どもること」であり、下記の3つが「中核症状」とされています。

1.連発(ことばが続けて出てしまう 例:「たたたたまご」)
2.伸発(ことばが伸びて出てしまう 例:「たーまご」)
3.難発(ことばが出てこない 例:「…たまご」)

 それだけでなく、ことばが出ない時に顔面や手足が意図的・非意図的に歪んだり動いたりしてしまう「随伴運動」や、空語句(「えーと」、「あのー」など)を多用する「挿入」(逃避行動)、吃ることを恐れて、話す場面自体を避けてしまう「回避」などの「周辺症状」が見られます。

 そのため、吃音がある人(PWS=People who stutter)の悩みの重さは表面的な言語症状とは必ずしも一致しないということが指摘されています。
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 そして、吃音はあらゆる国や地域で約1%の人々に見られるとされているが、症状そのものや、その人自身の受け止め方、周囲の反応はさまざまで、非常に捉えどころのないところが特徴だと説明。

 また、これまでさまざまな研究が積み重ねられてきたにもかかわらず、吃音の原因は未だに判明せず、確実な治療方法も確立されていないのが現状だという。

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