野菜、果物の値段が下がると心筋梗塞や脳卒中による死亡率が低下する!?

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やっぱり果物と野菜はたくさん食べるべき?shutterstock.com

 果物や野菜の価格を下げ、ジャンクフードを値上げすることにより心疾患と脳卒中による死亡を大幅に低減できる可能性があることが、米国の研究から示唆された。これらの結果は、米フェニックスで開催された米国心臓協会(AHA)会議で発表された。やっぱり果物と野菜は健康にいいのか?という基本に立ちかえるような研究だ。

心筋梗塞・脳卒中での死亡率が3%以上低減

 今回の結果は、米タフツ大学(ボストン)Friedman栄養科学政策学部のDariush Mozaffarian氏らの研究チームにより行われた2件の研究によるものである。このチームは、米国人の人口統計、心疾患・脳卒中の発症率、現在の果物と 野菜の摂取量に関するデータを使用し、さまざまな食品価格政策による影響をコンピュータモデルに基づいて推測した。
 
 その結果、果物と野菜の価格を30%下げることにより、米国人の心筋梗塞・脳卒中による死亡率を15年で3%(約20万件に相当)以上低減できる可能性があることが明らかになった。

 野菜、果物、穀類の価格を10%下げ、砂糖入り飲料の価格を10%上げた場合には、これより大きな効果が得られ、死亡数を20年で51万 5,000件低減できる可能性があるという。
 
 AHA代表のMark Creager氏(今回の研究には関与していない)は、タバコの課税が米国の喫煙者数に好ましい影響をもたらした例を挙げ、健康によい食品が安価になれば、その摂取量が増えることも当然期待できると述べている。

 Mozaffarian氏もこれに同意し、「地方、州、国が砂糖入り飲料に税金を課し、政府が果物や野菜への助成金を出せば、こうした価格変更は容易に達成できるはずだ」と述べている。砂糖入り飲料の定義が定かではないが、英ケンブリッジ大学Nita Forouhi氏らによる別の研究では、砂糖入りの炭酸飲料や甘い乳飲料を1日1杯、水や無糖コーヒー、無糖紅茶に置き換えると2型糖尿病発症リスクが最大25%減るとしている。

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