小泉今日子流「白髪&老眼」との付き合い方とは?
そんな花の82年組のひとり、キョンキョンこと小泉今日子さんも先月4日で50の大台に。その誕生日に合わせて発売された不定期刊行カルチャー誌『MEKURU』VOL.07の表紙では、自宅公開+すっぴん登場で、変わらない本音像が特集記事でも全開していた。
「白髪も厄介ですよね」と、加齢現象についても素直に受け入れる小泉さんの考え方が、なんとも素敵だ。「猫を飼ってるのと同じかな。猫がご飯あげたりして手をかけないといけないみたいに、白髪も『この忙しいときに、またお前がわがまま言うから美容院にいかなきゃいけない』って美容院へ行く」。そうユーモラスに語れるのが彼女の魅力だろう。
小泉さんが老眼鏡を購入したのは45歳。「なんか元気な日はいいんだけど、疲れた日に何も読めやしないよね」と、読書家としての悩みを語ったのはTV番組内でのこと。「ショックだったよね。だけどさ、なんか楽しくない? そういうことを感じることも」
ここまで読み進めて、「所詮はアラフィフの加齢エピソードでしょ、自分にはまだ無関心な話題だわ」と思われた若い方々も少なくないだろう。しかし、そう言いながら、あなた自身が妙に目を細めたり、夕方になると「老眼もどき」の霞みを覚えたりしてませんか?
スマホ近視やスマホ老眼、あるいはVDT症候群(Visual Display Terminal)とも呼ばれたりする症状は、加齢とは無縁。PCから携帯電話へ、スマホに次いでタブレットも駆使……。
進化のたびにデジタルデバイスの画面サイズも伸びたり縮んだりしながら、現代人が眼を酷使するという状況に大差はない。
いや、大差ないどころか、進化を重ねれば重ねるほど、利用時間や集中度が高まって眼精疲労に象徴されるさまざまな健康被害は増している。これが哀しい現実ではなかろうか。
老眼は誰もが避けられない寄る年波問題であり、キョンキョンよろしくプラス思考もできるが、いわゆる「スマホ老眼」は若い眼玉の持ち腐れ。多少は利用時間を自覚的に減らしてみるのも賢明かと老婆心ながら推奨する次第。眼玉の若さをケアしよう!
(文=編集部)