「医療編」も打ち上げ成功!?の『下町ロケット』は心臓弁をめぐる物語!!

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 心臓は右心房・左心房・右心室・左心室に分かれ、その部屋同士や血管との間に4つの主要な弁(三尖弁・肺動脈弁・僧帽弁・大動脈弁)が存在して、血液が一定方向に流れる「扉」の役割をしている。これらの弁がリウマチ熱の後遺症や動脈硬化性の石炭化、先天性や加齢に伴う機能不良(=変性性)〉、あるいは細菌感染による破壊や胸部圧迫の外傷性…等々で十分に機能しなくなった状態が“心臓弁膜症”と呼ばれている。

 弁膜症には二種類あって、一つは扉(弁)の開きに何らかの不都合が生じて、心臓の部屋から血液が出て行きにくくなる「狭窄症」。一方、扉(弁)の閉じ方が不良化してしまい、一度送り出した血液が再び元の部屋に逆流してしまう「閉鎖不全症」がある。こうした弁の疾患が心臓の機能補填を強要し、やがてめまいや息切れ、胸痛や疲労を生むわけだ。

 次に後編で佃製作所のバルブシステム、その技量が試されるドラマの題材に選ばれた「人工弁」。医師の判断で植えられる人工心臓弁には「機械弁」と「生体弁」の二種があり、前者は総てが人工素材なのに対し、(経年劣化はするものの)出産を望む女性や肝機能障害・消化性潰傷を合併する患者向きの後者は牛の心膜や豚の心臓弁が流用されている。

 今の機械弁の主流は「二葉弁」と呼ばれ、パイロライティックカーボンという黒鉛を材料とし、2枚の半月状弁葉を開閉させる構造のもの(おそらく第6話登場の山崎案のネタ元だろう…)。劣化に伴う再手術が必至の生体弁に対し、機械弁は硬度・強度・耐久度に優れ、血液の付着がしにくい抗血栓性でも理想的な人工弁とされるが、生涯「ワーファリン」という薬を連日服用する抗凝固療法が必要とされる。こんな豆知識で後編を2倍愉しもう!
(文=編集部)

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前編『大病院を転々した末にたどり着く「胃弱外来」 初診から約1カ月で8割の患者の症状が改善』

胃痛やもたれ、むかつきなどの症状があっても、検査の結果異常がないと診断され悩みを抱える患者さんが少なくない。こうした胃の悩みを抱える人たちのために開設したのが胃弱外来。患者さんの多くは新しく認知された『機能性ディスペプシア』や『胃食道逆流炎症』などの疾患だ。その具体的な治療法について話を伺った。

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